駆動用バッテリーやインバータシステムの製造では、多くのCO2が排出されます。
これは、他の電装品と同等かそれ以上でが、一度車載して使ったらお終いではありません。
リサイクルにより材料の輪廻で排出されたCO2は、按分されると考えて良いでしょう。
例えば、新たな材料を使って製造する際のCO2は、10回リサイクルされれば環境負荷は1/10となります。
ハイブリッド車が利用時に排出されるCO2は、1km走行で70〜140g程度です。
自家用での生涯平均走行距離が9.4万km程度です。
50系プリウスを例とすると、 CO2排出量は70g/kmですが、実走行との乖離を考慮すると117g/km程度ですから、生涯CO2排出量は10,967kgとなります。
バッテリー製造でのCO2排出は材料精製、製造、設備投資発生します。
リチウムイオン電池搭載モデルの場合、 ・材料精製:55kg ・製造:27kg ・設備投資按分:9kg の合計91kg程度を製造時に排出します。
(バッテリーの製造規模及び搭載するバッテリー容量により大きく異なりますけど) 50系プリウスと同等性能のガソリンモデルの場合、CO2排出量は160g/kmですから実走行換算すると228g/km程度がCO2排出量です。
生涯走行距離を9.4万kmとすると生涯CO2排出量は21,486kgとなります。
プリウスでの総排出量が11,058kg、同等性能のガソリンモデルの総排出量が21,486kg程度となりますから、原材料が1世代目でも確実にプリウスの方がCO2排出量が少なくなっています。
材料のリサイクルによる輪廻が進み、バッテリー量産効果(生産量10倍で30%の排出削減)、エネルギー密度の向上(14年後密度向上想定で43%の排出削減)等の効果で将来的には更にハイブリッド車の方が総排出量が少なくなると想定されています。
(tobetobegxさんへ)