AF56スマートディオオーバーヒート？趣味でスクーターの修理をしています

匿名さん

AF56スマートディオオーバーヒート？趣味でスクーターの修理をしています。
クランクベアリングの異音で、エンジンオーバーホールをして組み上げたのですが、エンジンが温まってくると、エンジンからカラカラ音が聞こえ始めます。
その状態でちょっと走るとトルクが無くなり白煙が出ます。
プーリー、クラッチのガタかなとも思ったので交換してみましたが症状変わらず。
ラジエター交換、ウォーターポンプを交換してもダメで、エンジンブロックの冷却水通路が詰まっているのかとも思いクランク、ピストン以外を違うエンジンブロック、シリンダーに付け替えましたが全く症状が変わりません。
ECUのリセットも試しましたが全く症状変わりません。
ピストンの向きも合っています。
素人に毛が生えた程度の私には、あとどこを見ればいいか検討がつきません。
同じ経験をされた方、プロの目から見た意見を教えて下さい。
よろしくお願いします。

暖まって異音が出るのは嵌合部の公差が大きいからと思います。
例として多いのはクランクシャフト左右のベアリングアウターレースとクランクケースのシマリバメ部です。
冷間で組み立てる場合に....何もせずにクランクケースとベアリングがすんなり組み合わさった場合は温間打音懸念があります（私はケースを50～70℃くらいまで温めて素早く組む）。
公差大の場合はベアリングの交換（某Makerでは100種以上の組み合わせ...例えば外形68㎜径の6008系1種で）。
白煙はピストンリングの上下逆組や合い口が揃っている場合に出易いですね（リングは刻印部が上側。
合い口はガジョンピン部を避けて隣りリングと最大角度離す。
オイルリングが3分割型の場合も上下2本は最大角度離す）。
シリンダーとピストンの遊動隙間も上下中部のX-Y方向で測定して基準値に入れないとラトリング音や白煙が出ます（私は4㎜幅に切削したフイーラーゲージやボアとキャリパーのマイクロメーターとを使用します.....無ければ機械屋さんにでも測定して貰った方が良いですが事前に温めて置くのがノウハウ）。
茸弁のステム摺動部の公差大（ガタ）特にIN側....マイクロメーターが無ければ指で感じるほどのガタが有れば交換した方が良いです（ガイド側も偏摩耗していますので打ち替え）。
弁関係の盲点はバルブシールの打ち込み深度不足です。
深度不足はポンピング作用で機関油が圧送されて燃焼し白煙に繋がります。
基準値が不明の場合はバルブスプリングアッパーシートに光明丹でも付けてカムも組んで最大ストロークさせて色がシールに付けば深度不足です。
温水にでも漬けて測定物を運転温度に暖めてからガイドの打ち込みガタとシートリングのガタ確認（自動車でも多い、特に欧州銘柄）。
トルクが無くなるとは.....どこか大きな見落としや作業不良でしょうが、少なからず突飛過ぎて思案出来ません＾＾；トルクにまで影響する変化の場合は点火時期の確認が最初ですが、タイミングライトはお持ちでしょうか....カメラのストロボでも流用しての自作も可能ですが、入手されて冷間時とトルクダウンが起きている温間時の2ヶ所で変化を見て下さい。
もし遅角になれば原因を探るようになります。
オーバーヒートはサーモスタットのパンク確認が第一です。
取り外して薬缶の中ででも煮て弁が全開するかの確認。
と、水路への異物詰り点検です.....水道水を水路逆方向へ流しての清掃と確認。
～DIY店にある洗浄剤を使ってのラジエター内部の洗浄です。
あとはブレーキの引きずりやベアリングの固着くらいでしょう（車輪を手で軽く回せますか？）。
以上で直らない場合は、再度ご質問頂きたく＾＾；御参考までに、