鶴田VS長州戦では、鶴田が『自分が中心にいて相手を回らせ、客からは自分が格上に見える』戦

匿名さん

鶴田VS長州戦では、鶴田が『自分が中心にいて相手を回らせ、客からは自分が格上に見える』戦法で、長州は鶴田の術中にはまり、 ブックは60分フルタイムドローだったけれども、この試合を観た客の多くに、“試合は引き分けだったけれど、鶴田の方が上”と印象付ける事に成功しました。
もし、猪木、藤波、前田、グレート・ムタ(武藤ではなく、あくまでもムタ)らが、鶴田とフルタイムドローのブックで、鶴田が前述のような戦法で、自分の方が格が上だと印象付けるような試合をしてきた場合にこの４人は、どんな対応するのでしょうか？ “名勝負製造機”の藤波やムタは、それでも逆に主導権を握り、鶴田の方が一方的に格上に見えるような試合にはしないのか？猪木や前田辺りは、ふざけるな!!とキレて、ブック破りを仕掛けるのか？或いは、“怪物”鶴田の前には４人とも為す術はなく、試合が終わってみたら、しゃかりきに仕掛けては見たものの、客には“結果はフルタイムドローだけど、鶴田の方が上”という展開になってしまうのでしょうか？ さて、どんな展開になると予想しますか？

猪木は、鶴田の隙を突く事で「まだまだ甘いよ」というような格の見せ方をすると思います。
ジャンピングニーパットの後のオー！の瞬間に延髄斬りとか、鶴田が両手をグルグル回してスリーパーホールドを耐えていたところ突然チョークに切り替えるとか。
そんな猪木の厳しい攻撃すら耐え抜いて試合終了後、ピンピンしているのが鶴田なんでしょうが・・・ 攻めた猪木、耐えた鶴田という図式が続いたため、試合後の印象では「猪木強し！」となるも、通の間では「さすが鶴田の受けは凄い！」となるのではないでしょうか。
藤波は、普通に格下のような戦い方になると思います。
鶴田が藤波の攻撃を余裕で耐え続けて徐々にペースアップ。
後半、藤波の反撃は逆さ押さえ込みやスモールパッケージホールドなどの返し技ばかりになり、試合後やはりピンピンしているのは鶴田。
この２人の場合は体のサイズの違いが明白。
そのため、ダメージにも差が出て鶴田の強さが際立つ結果になるでしょう。
前田は、プロレスでフルタイムを戦うような引き出しを持っていないと思います。
基本、前田は鶴田のゼスチャーの大きい技は受けられないため、鶴田が前田のキックなどの攻撃に耐える展開になるでしょう。
鶴田は仕掛けないので、前田もキレたりはしないはず。
前田の大車輪キックを鶴田が派手に受けるも、２発目の時にジャンピングニーで切り返したり、前田のサブミッションをアッサリ外して次の攻撃の流れに入る・・・という形で鶴田が格を見せるかも知れませんね。
ムタは、睨み合いの最中に突如リング下に降りる・・・という方法で客の注目を掴むでしょう。
しかし２～３回目には鶴田が追いかけて行き、ムタが先にリングに戻る→鶴田が悔しがる→客が笑う、という事になって、注目は鶴田に戻る、とんな展開があるかも知れません。
最終的に鶴田は毒霧も浴び、ムーンサルトも受けるんでしょうが、試合終了間際にボストンクラブや、４の字固め、スリーパーホールドなどの固め技を仕掛けて、自分が攻撃中で終わるようにするはず。
最終的にはムタが技を出し尽くしたのに、鶴田は負けなかった、という印象が残るのではないでしょうか。