元々にスカイラインと言う車はプリンス自動車と言うメーカーが売り出した国内最上級の量産スポーツカーとして産まれた訳です。
そのプリンスが日産と合併し、スカイラインと言うブランドが残る事になりました。
本来はとても高価なスポーツモデルが源流だったのですがジャパンの世代にローレルとシャーシが共用されました。
昔は1つの車種に複数のボディともっと複数のエンジンが用意されその組み合わせでスポーツ、エレガントを分けていました。
ローレルの源流はハイソカーであって根本的にはスカイラインとは異なるジャンルの車として産まれました。
合理化の流れがローレルとスカイラインを兄弟にしてしまったのはジャパンの頃からなのでローレルはC230型の時代でしょうか。
当時のスカイラインはトップグレードが非常に高価だったので若年向けと言うのには少し抵抗がありますがこの後にやってくるハイソカーブームが両車の命運を別つ事になったのだと思います。
空前のハイソカーブームが到来しローレルはC32型が大ヒットしました。
そしてこの時期からローレルはターゲットユーザーを大きく広げすぎてしまったのです。
ハイソカーは売れる、R30スカイラインは下火になりました。
旧型モデルの半分しか売れないスカイラインをテコ入れするよりも売れているローレルを若者受けするマイナーチェンジを行う、ニューモデルを投入する様になった訳です。
そうなんです。
この時期スカイラインはR31と言うタイプが大苦戦を強いられメーカーの方針でローレルがどんどんと若者に受け入れられるカタチに変貌して行ったのです。
C33ローレルはR31の不振を見事に補いました。
在りし日のローレルとは多分?この32型と33型なのだろうと思うのですがターゲットユーザーは被っている。
それが正解なのだろうと思っております。