匿名さん
ohhirahiroshiさん、少し話しましょう。
あの回答でベストアンサーはないですよ(笑) 今朝まで待てば補足したのに... さて、村田諒太の件ですが... おっしゃるとおり村田のこれまでの対戦相手のレベルは、世界前哨戦と位置付けするには物足りない選手ばかりです。
ここでヌジカム(呼び名がアッサン・エンダムに統一されましたが、ハッサン・ヌダム・ヌジカムがしっくりくるので、ヌジカムでいきます... )を選択するのなら、脚を使えるアウトボクサーと一戦手合わせしておくべきだったと思います。
しかし、プロボクシング特にこの階級は世界戦を組むこと自体たいへんだといわれています。
ご存じのように、ヌジカム陣営とソンダース陣営双方と交渉してきました。
どちらに転んでも対応できるようにです。
「なぜゴロフキンに挑戦しないんだ?」 「WBAの決定戦じゃなく、WBOのソンダースにするべき 」 などという声も聴こえてきますが、そんなに単純なものではありません。
まず、ゴロフキンはすでにスター選手です。
プロボクシングは興業ですから、見合った対戦相手でなければ中継局はGOサインを出しません。
それがたとえランキング1位の指名挑戦者であったとしてもです。
村田がいくら五輪金メダリストであったとしても、プロボクシングで名のある選手を降したわけでもないMurataの認知度はそれほど高くなく、現段階でゴロフキンの対戦相手に名前が挙がることはありえません。
そこで、ソンダース戦を模索していましたが、4団体統一を目指すゴロフキンが触手をのばしたんです。
カザフスタンの大きなイベントを画策しているとされ、村田陣営はソンダースと平行してヌジカムとも交渉を開始した経緯があるんですね。
奇しくもゴロフキンはジェイコブスと団体内統一戦を行いました。
この結果によって村田の対戦相手が決まる展開まで持っていったんですね。
陣営は。
ゴロフキンが敗れればソンダースが宙に浮きます。
しかし結果はゴロフキンが統一に成功し、空位となった正規王座を、暫定王者のヌジカム村田が争うことになりました。
つまり、交渉にはタイミングや運も関係してきますから、行くところで一気に攻めることが重要なんでしょう。
初めからヌジカム戦を目論んでいたのなら、同タイプとの対戦も考えたのでしょうが、このチャンスを逃すともういい話があるかわからないのがこの世界ですから、致し方ないともいえるかもしれません。
なんとかトップ戦線に割り込むチャンスを得た村田は、ベルトを手に入れることにより、この階級の強豪とのビッグマッチの可能性が増します。
それらの試合やゴロフキン戦につながるという意味では、よくぞ今回の話をまとめてくれたものだと、僕は陣営に最大の賛辞を送ります。
ohhiraさんは、ソンダースのほうが攻略しずらいと見ているようですが、ヌジカムのほうが難関であると考えるボクシングファンが大半だろうと思います。
当の村田本人もそのような認識でいますね。
ヌジカムはキャリアの中で2度ミドル級のベルトを巻いています。
また、昨年のリオ五輪を含め、2度の五輪出場を成し遂げています。
身体を柔軟に使い、ところ狭しとリングを跳びまわる姿は、おそらく村田にはもっとも相性の悪いタイプでしょう。
さらに直近の試合では、開始早々強打を見舞って衝撃的なパワーを持ち合わせていることも証明しました。
黒星が2つあります。
しかしいずれもミドル級屈指のハードパンチャーが相手です。
どちらも複数のダウンを奪われていますが、何度でも立ち上がって闘いつづけました。
心が折れないんですね...この選手は。
特筆すべきは、ダウンしていないラウンドを、すべてといっていいほど掌握していたのがヌジカムなんです。
ですから、見た目ほどポイントが離されていません。
それだけポイントメイクが巧みな選手であるということです。
ボクシングを知っている賢い戦略家なのがヌジカムという選手です。
決して侮れないんですよ。
試合展開としましては、村田がプレスをかけていき、ヌジカムはそれをかわしながらカウンターを狙っていくでしょう。
十中八九その展開で間違いないと僕は考えています。
おそらく村田得意の右は、序盤戦は空を切ることが多くなるでしょうね。
村田が前半戦を終わって空回りし続ければ焦りが生じてしまいます。
そうなったとしても決して諦めないことです。
一瞬の隙をついてまとめれば、大逆転するだけのものを村田は持っていますから。
大差の判定敗けは十分考えられます。
しかし、村田のKO敗けは僕は考えられません。
矢のような1・2をヌジカムは放ちますが、村田の堅いガードはこじ開けられないと思います。
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補足します。