現地の軽自動車ライクなモデルにスマートがあります。
この4人乗りモデル「フォーフォー」は全長3,790mm、全幅1,685mmもあって、なんとトヨタ・ヴィッツよりもデカいのですよ。
日本でも売っている2人乗りは、日本仕様は全幅を1,470mmに絞って軽自動車規格に合わせていますが、これも欧州仕様では1,515mmあります。
というのもヨーロッパの衝突安全基準に合わせるためには、現行の軽自動車規格は小さすぎるのです。
だからアルトやN BOXをヨーロッパで売りたかったら、現地の規格に合わせて前後のバンパーを拡大し、側面のドアなどを強化する必要があります。
すると必然的に重量がかさむので、排気量は800cc以上に上げる必要が出てくるでしょう。
この手の改変を加える結果として、初代スズキ・ソリオが事実上はワゴンRの拡大版だったのと同じように、いろいろ大きくなった軽自動車になるでしょうね。
でもソリオが2代目までのワゴンRベースを脱して、現在はオリジナルのシャーシになったように、日本の軽自動車をヨーロッパで売るなら、最初からヴィッツのような小型車として設計したほうがはるかに合理的です。
すなわち、「ヨーロッパで軽自動車を売るのは無理がある」が結論になります。