ダウンサイジングが進み、直4や直3のツインフローターボエンジンが主流になりましたが、直6エンジンはもっと大排気量からのダウンサイジングとして存在します。
N54B30Aというエンジンでターボ化が始まりました。
後継はN55B30Aで、現在もこのエンジンを搭載するモデルがあります。
N55B30AからM社チューニングで、S55B30Aというエンジンへ進化し現行M3/M4に搭載されています。
BMWの本流の進化としては、新世代のモジュラー化でB58B30Aというエンジンに変わっています。
N55B30A時代では車両は335i,535i等の35というネーミングでしたが、B58B30Aになって340i,540i等の40というネーミングになっています。
N55B30Aは無くなった訳ではなく、M2にチューニングされて搭載されています。
直6とは、シリンダーを6つ直列に並べた構成で、エンジン長が長くクランクシャフトの製造精度が必要という弱点がありますが、慣性振動や偶力振動が発生しないというメリットがあります。
慣性振動や偶力振動は6の倍数のシリンダー数でないと発生してしまいます。
従って、直6エンジンの次のサイズのエンジンだと、V12エンジンとなってしまいます。
拘りのあるBMWは、他社がV6に走っても頑なに直6エンジンはラインナップに残りています。
(hayyuji9401010さんへ)