92年、ターボ3.3ℓに乗っています。
3.3ℓ M30エンジン性能 320ps トルク45kg 3.6ℓ M64エンジン性能 360ps トルク52kg 特に、排気量400ccの差で中低速のトルクの太さが違い、加速・乗り易さも3.6ℓが上です。
音質は3.3ℓのほうが湿った感じで自分としては好みです。
現在は素のカレラでさえ、これ以上の性能ですから性能差もさることながら、味で選択するのも空冷ポルシェの車選びの1つの方法とは思いますけれど。
NAでも、3.2ℓカレラより、3.0ℓSCのほうが好きというオーナー方は意外と多いと思います。
勿論、所有感は生産台数が少ないこともあり3.6ℓの方が上です。
後、現実的問題として車両価格が倍近く違いますし、(3.3ℓの極上物ならそこまでの差はないですが) M64エンジンはノンターボもそうですが、スタッドボルトのOリングからのオイル漏れの発生がM30エンジンよりかなりの確率で発生します。
修理するとなると腰上のオーバーホールになりますので、1,500千円位の経費になります。
一方、91年以前のM30エンジンでは、スタッドボルト折れが多く発生するトラブルです。
履歴が残っている車なら、エンジンオーバーホールで強化品に交換されているか?確認されるとよいと思います。
折れていても通常では解り難い場合が多いのも、このトラブルの特徴です。
タイプ964以前の空冷ポルシェは、油圧のラッシュアジャスターがついていませんので、定期的なバルブクリアランス調整(タペット調整)が必要です。
この時にボルト折れが解る場合が多いようです。
交換する場合の費用はオーバーホールとなりますので同じ位の費用は必要です。
タイプ964まではRRターボですのでRRの癖が強く初めは乗り難いと思いますが、慣れるとRRの癖のあるドライビングが堪らない快感になります。
機会があれば是非所有してその快感を楽しんでください。
自分は民主党政権時に購入したので所有できましたが、それでも予算の関係から3.6ℓは無理でしたし、オイル漏れ用のオーバーホール費用もなかなか捻出できなそうでしたので、3.3ℓです。
ついでに蛇足かもしれませんが、タイプ964の弱点を ①エアコンフィルターが未装着なので、フロントブロアモーターの軸のトラブルが多い。
②フロント下部の顎打ちが多い(ボディをリフトしてチェックしてください) ③オイルラインのカシメからのオイル漏れもある。
対策されている個体が多いが、普段はカバーかかって見えないので、見せてもらえるように頼む。
断るようなショップなら見送ったほうがいいかも? ④パワステからのオイル漏れの確認も注意。
⑤エンジン関係のオイル漏れの主たる部分は、前記のOリングからの他に 1.カムカバーから(程度は軽い) 2.カムシャフト駆動用チェーンケースから(程度は軽い) 3.クランクケースの合わせ目から(程度軽いというか、ほぼ無視してもいいかも?) 4.まれに、インタミシャフトのベアリングからというのもあります。
⑥故障ではないが、国産車と違いブレーキローター・パットはかなり減るので残量は確認しておいたほうがよい。
その他、ショック(リア)も結構抜ける(消耗品) ⑦マフラー交換されている車両は車検に通るか?のチェックをしておいたほうが良い。
⑧リアランプ・ガーニッシュはプラスチックケースの割れ・曇りが発生しやすい。
(部品は不足ぎみかも?) ⑨ファンベルト類(ターボは2本)は予備を常備しておくこと。
(故障じゃないけど切れたら走れなくなるよ) いずれにしても古い車なので、1,000千円位の予備費は持っておいた方が無難です。
空冷ポルシェに関する本をいろいろ調べて購入までに知識をつけ、悔いのないポルシェライフをお迎えください。