匿名さん
GS280-CGL-8のバックファイヤー 長文になりますがどうぞ宜しくお願いいたします。
同業所有の機械なのですが、訳あって今私が修理をしています。
負荷がかかると激しくバックファイヤーを起こしエンジンが止まってしまいます。
経緯 トーアというメーカーのカートクレーン(今で言うカニクレーン)なのですが、エンジンが焼きついてしまったので、載せ換えしてもらうために別途GS280-CGLを用意して業者に渡しました。
この状態で焼き付いたエンジン(GS280-CGL-8)は、かかる状態でした。
オイル切れでロック一歩手前でしたが、シリンダーにモリブデンスプレーなどいれて回し再始動できました。
さらにエンジン回転は鈍かったですが走行し作業もできました。
(ここは私が助けました。
) 業者から“エンジンに互換性がないから載せ換えが出来ないので、いい部品を振り替えて2個1にしました”と言われて戻ってきたのですが、走行も出来ないくらい激しくバックファイヤー(キャブレターからの吹き返し)をしてしまい、まともに走行できませんでした。
(互換性がないから乗せ換えできないと言う事は今もって意味不明です。
) その業者は“これ以上どうにも出来ない”と言うので、ほかの業者に依頼し再修理をしました。
以前よりは少しマシになりましたが、負荷がかかると激しくバックファイヤーを起こしエンジンが止まることは変わりありませんでした。
この状態から私が手をかけているのですが、(どうにかならないか?と頼まれたので) ①ドナーとなったGS280-CGLが行方不明なので、どこまで分解し、何を差し替えたのかさっぱりわからない(どっちの業者も連絡がつかない) ②軽い始動不良気味 アイドリングがやや高い (キャブの調整ではアイドリングが下がらない) ③負荷をかけるとガバナーが異常に開く感じでバックファイヤーを起こし、エンジン停止 ④現在積んでいるエンジンは焼きついたGS280-CGL-8です。
この状態から私の修理がスタートしたのですが、試したことは ・キャブの掃除 (ソレックスや単車のキャブは自分で分解清掃組み立てをよくしていましたので素人さんに毛が生えた程度の知識はあるつもりです。
) ・油面を疑いましたがプラスチック製のフロートで非調整式でありました。
フロートの中にガソリンは入り込んでいませんでしたのでそのまま再使用。
・二次エアーの吸い込みを疑い液体パッキンでキャブを取付けなおし、インシュレーターも確認 ・プラグの変更4番5番6番と試しました。
・パイロットジェットを変えてみました 42.7→45 ・パイロットスクリューは生きていました。
・ガバナーの調整もしてみました。
・フライホイールとコイルの接触などの点検、軽い錆び落とし ここまでで劇的な改善はありません。
なので私が取り替えたものはすべて戻しました。
気が付いたこと ・エアークリーナーは正常か?(金属性パンチングで出来た筒の中にヒダ状のろ過紙が入っている一般的な汎用エンジンに使われるタイプが装着されていますが、この上からスポンジが巻いていたのではないか?)とおもっております。
全般的に燃料が薄いのか?と ・エアークリーナーケースに繋がるホース(クランクケースからゴムホースが出ていて、これがエアークリーナーにつながっている)ブリザーホースという名称なのですが、このホースが結構激しくバキュームしています。
私の今までの経験では、このホースってブローバイの排出用だった気がするのですが、これって正常ですか?クランクケース内の内圧を逃がす物という認識なのですがどうなんでしょうか? ・エアークリーナーの表面をガムテープで7割ほど塞いで、このブリザーにキッチリ メクラをすると、かなり症状が改善されました。
ついでにアイドリングもやや下がりました。
通常エアークリーナーをはずした状態でもバックファイヤーを起こすくらい調子が悪くなる事はないと思うのですが、エアークリーナーをはずすと症状はさらに悪化します。
単にメインジェットが小さいだけなのでしょうか?現在85番だったのでメインを大きいものに交換してエアークリーナーも新品にしてみようと思うのですが、先に書きましたブリザーホースのバキュームが気になって思い切って質問してみました。
エンジンを分解したような形跡もないようなので、バルブのクリアランス等は今回疑っていないのですが、まだ現状で見落としていることなどないでしょうか? 新たにエンジンを載せかえることも検討しておりますが、あきらめる前にもう一度チャレンジしてみたく思っております。
汎用エンジンに詳しい方、どうぞよろしくお願いいたします。
また、カテゴリー違いでしたらごめんなさい。