サッカーファンの方ににわかの私からお伺いしたいのですが、現行の審判制度はあれでいいの�

匿名さん

サッカーファンの方ににわかの私からお伺いしたいのですが、現行の審判制度はあれでいいのでしょうか？ 今日のW杯予選日本対ＵＡＥを見て、ノーゴールとされた審判の件、特に気分が悪かったで す。
サッカーだけではないとは思いますが、点数競技でありながら、ゴールか否かの判断材料があれだけだなんて。
テレビカメラで映像が残せるから曖昧なゴールシーンの判定が気になるのであって、あくまで主審の判断が絶対なのだろうとは理解しています。
でも、時代に応じて審判制度も映像技術などを取り入れていくべきなのではないでしょうか？ 審判ひとつで勝敗が左右されるのも含めてサッカーなんでしょうか？ ゴール数で勝敗を決める種目なのに、肝心なところが揺らいじゃってたらそもそも競技として成り立つのかと疑問です。
お詳しい方、ご意見ください。

たとえば、「目に太陽光が入ってミスをした」なんてことは、いいわけにもなりませんね。
競技者全員にあり得ることですから… こんな考え方がまかり通る状況がサッカーなのです。
「審判は人間だからミスをすることがある。
」これが大前提であり、ここから「だから審判に文句を言ってはいけません」という文化が育ちます。
太陽光と同じ超自然の存在なのです。
誤審は起こりえるが、サッカー人生全体を考えれば、誤審に救われることもあり、全体として公平であるということになります。
だからこそ、審判は尊重される存在であり、そうでないと競技の根底が崩れてしまうのです。
この考え方の前提たる「審判は人間だから」、にあるように、スポーツは人間が裁くからスポーツであるという、古代からルネサンス期に培われた旧大陸の考え方を許容（そういうこともありえるのね）してください。
これと相反するのが、スポーツはビジネス、勝敗は結果。
という近代以降の合理的かつ拝金的な考え方です。
テクノロジーが進んでいけば、この考え方を是とした場合、審判はコンピューターと無数のカメラ・センサーに行き着きます。
誤審をなくすことこそが正義で、スポーツは監視・測定される単なる事象の考え方です。
これも許容してください。
現代スポーツはこの移行期の末期と考えます。
欧州で作られた欧州文化のきわみであるサッカーは、もっとも前者の考えが強く、後者に抵抗感があります。
今回の試合の審判に関しても、「これもサッカー」という考えがどこかにあるのです。
ボールを足と言う不安定な部位で扱う「カオス」な競技であるからこそ、合理に汚染(?)されない、最後の砦の競技となったのではないかと思います。