●高回転対応 6000rpm程度であれば,問題ありません。
もともと高回転エンジンでは,エンジンと空調用コンプレッサのプーリー比を下げており,エンジン回転数より低い回転数でコンプレッサを稼働するのが一般的です。
このため問題ないはずです。
なお耐久試験では,もっと高回転で断続ON-OFF試験をやっていますので,この回転数くらいでは問題ありません。
●クラッチ制御 エンジンの回転数からコンプレッサ回転数は推定できますので(プーリー比から),コンプレッサが既定の高回転以上になると,自動的にクラッチをOFF(切断)します。
また冷凍サイクルの高圧側圧力が27キロ(kgf/cm2G)くらいになると,コンプレッサ保護のため,やはり切断します。
その逆に冷媒漏れに対応して,冷凍サイクル圧力が低すぎるときも切断します。
●高回転でのクラッチの断接 高回転でクラッチが切断するのは問題ありません。
問題なのは,接続時です。
回転数が高いときには,クラッチの接着面が荒れ(ある程度は荒れて,部分的な固着部分をつくるようにし,接続電流を減らしています)を,さらに内部の圧縮機構(特に斜板)に大きな負荷がかかります。
このため5000rpmくらいでクラッチがON-OFFするのは好ましいことではありません。
高回転エンジンでは,これを考慮して,もっと高い回転数でコンプレッサ保護のためクラッチをOFFさせます。
逆に一般的な乗用車では,5500rpmくらいで,高回転保護が入ります。
●レース時 昔は,エアコンOFFでレース場に臨むのが一般的でした。
しかし現在は,エアコンをいれるのが一般的です(GT500などでも)。
これは高温環境では,正常な運転操作ができないためです。
簡単ですが,ご参考になれば幸いです。