輸出向けのSR185というアメリカンバイクが元祖です。
ほぼ同時期にXT200/125が国内販売されています。
腰下はSRとXT系では違います。
同時開発だったと思いますが、ならXT185でもいい、という話にもなります。
こういう場合、営業サイド側の要望もあったりすのるので実際はわからないのが実情です。
ホンダはすでにXR185というプレイ&エンデューロバイクを北米に輸出していました。
ヤマハが追随してSR185を出します。
XT200を出したから、ホンダはXR200(国内ではXL200R)を出したのか忘れはしましたが、競っていたのです。
さてセロー225のコンセプトは二輪二足で藪漕ぎしトライアルごっこも出来るバイク、でした。
セロー225とXT200は一時期重なって販売されていました。
セローの初期モデルは強制開閉キャブだったりトライアルバイクよりだったんです。
しかし、車高が低いということでバイク雑誌が初心者やオフ車入門バイクみたいな形で宣伝し、大ヒットすると、そちらの方にシフトしていきます。
負圧キャブ(最大の弱点)でよりマイルド(ドン臭い)にセルをつけたのも営業サイドから要望です。
TW200もトレールウィングというプレイバイクでした。
ところが、これも違う形のカスタムが流行り始め、軌道修正をします。
スズキはバンバン200を2002年3月28日に売り出します。
するとヤマハは2002年6月24日にTW225Eを売り出します。
やはり営業サイドからの要望だったのだ、と思います。
売れてナンボですから。
つまり、開発の方ではこの設計にしたい、この排気量で十分だ、と思っても営業側はそれではインパクトがない、とそういう中での折り合いです。
セロー250は営業がイニシアチブを握り作ったバイク。
WR250Rは開発側がイニシアチブを握り作ったバイク。
そのように考えると、わかりやすいかなと思います。
セロー225も最初は開発側がイニシアチブを握り作ったバイクでした。
http://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/collection/serow225_xt225/story/interview/