エンジンの始動には圧縮、点火、混合気が必要です。
回転数が上がらない、パワーが出ないといった場合もこれらの条件が満たせていません。
この三点について点検して下さい。
圧縮→エンジンに消耗等がなく圧縮が保たれていること 点火→適正なタイミングでプラグに火が飛んでいること 混合気→空気とガソリンが適量で混合され供給されていること パルシングコイルは点火の条件を満たすための部品です。
壊れると点火タイミングを把握できなくなります。
程度によってはエンジンが掛かりません。
とりあえずサービスマニュアルに記載されている数値に収まっているかを確認しましょう。
やたらと部品の交換や整備を行うのは得策ではありません。
プラグコードの取り付け順は総当たりで確認すれば問題ありません。
1~2分の作業です。
圧縮についても同様です。
サービスマニュアルに記載されている数値に収まっているかを確認しましょう。
これらに異常がなければ残りは混合気です。
エアクリーナーの掃除から始めましょう。
給排気に改造があれば純正品に戻しましょう。
突然のことなので一般的には点火部品の故障を疑います。
個人的には整備不良や不必要な改造によって調子が崩れている車両が非常に多いので真っ先にここを疑います。
消耗品等の交換や簡単な調整等から始めるということです。