フルモデルチェンジで新型車が発表される3ヶ月くらい前に、すでに生産調整を行っています。
3ヶ月くらい前にはオーダーストップをアナウンス、最後の受注を受付けます。
これは、新型モデルが販売できるようになるまでのディーラー在庫、あるいは最終型を好む人向けに最後のオーダーです。
この注文分を生産して、旧モデルは終了となります。
あとは、ディーラー在庫での販売のみ。
このディーラー在庫では、色が自由に選べない、オプション装備が選べない、などの制約があります。
不人気カラーなどで、数ヶ月も不良在庫として残っている場合であれば大幅値引きもあり得ますが、そこに遭遇するのは極めて希です。
ある程度の値段が下がれば、同じように「欲しい」と思う人がいることも、頭の中には入れるべきでしょう。
このため、ある程度のラインで下げ止まります。
バブルの頃であれば、生産設備に過剰な投資をしてしまっていたことから、とにかく生産ラインを動かして作らなければ工場が維持できない状況でした。
これで、販売店も損をしてでも大幅値引きをして売ることを強要されましたが、これは消耗するだけで自殺行為です。
今は、最小の設備で効率の良い計画的な生産を行い、きっちり利益を出すという経営方針ですので、損をしてまで大幅な値引きをしません。
スバルなどは、「スバル蒸発現象」と呼ばれているほどに、作るそば(フル生産体制)から人気で売れて行ってしまう状況にあります。
こういう場合には、売る側が強気で値引きをしません。
逆に三菱自のように不祥事などから売れなくなった場合、工場を停止して在庫を作らないようにしてしまいます。
この「在庫の有無」が、値引きに大きく関与するのです。
輸入車などでは、発注量を間違えたとか、不人気カラーを掴んでしまったといった理由から、300万円程度のモデルで100万円値引き…とか、情報収集をしていると遭遇します。
新車650万円のベンツEクラスが、不人気カラーで360万円で出ていたことがありましたね。
個人的には好きな色だったので、ちょっと買おうか考えていたら、やはりスグ翌日には売れてしまったそうです。