先ず、カービングスキーとロッカースキーという区分が変です。
カービングスキーは、トップとテールの巾が太く、センターが細い形状のスキーのことであり、ロッカースキーは、トップとテールが上向きに反っている形状のスキーのことを言います。
よって、カービングスキーであってもトップとテールが上向きに反っていればロッカー形状です。
ロッカースキーに対応するのはフルキャンバースキーと呼ばれます。
現在のデモ、オールラウンドスキーは、中央部がキャンバー形状でトップのみがロッカー形状になっているスキーが主流になっています。
これをトップロッカーなどと呼びます。
また、現在はすべてと言っていいくらいカービングスキーですから、一々、カービングスキーとことわったりしません。
前置きは、これくらいにしてご質問のロシニョール デモアルファ DEMO ALPHA 2012ですが、当然、カービングスキーであり、フルキャンバーですからロッカー形状は取り入れていません。
性能特徴は、下記です。
①ロシニョール のオールランドスキーのトップモデル。
上級・エキスパート向き。
②小回り系のオールランドスキー。
R=13m(166cm)。
よって、小回りをするのに向いています。
③特徴としては、トップが中に入り易いので急にスキーが回転(スピン)する。
ターン後半でスキーが走る。
滑りに重量感がある(グサ雪でも蹴散らかしていく感じ)。
と言うのが、試乗レポートの主な感想です。
以上をまとめると、回転し易いが乗りこなすには、相当の技術が必要であるということになると思います。