匿名さん
イチロー選手はユンケル皇帝液(ファンティ)を飲むべきではないと思いますが? イチロー選手が、試合前1時間にユンケルファンティを飲んでいると 記事で読んで、これはいかんと思いました。
調べてみると、ユンケルファンティには無水カフェインが50mg含まれているからです。
反射神経の必要となるスポーツにおいて、カフェインの摂取は 大変に微妙な問題なんです。
カフェインを摂取しますと、確かに、いくつかの表面的な反応は速くなります。
しかし、瞬間的な過剰反射が現れてしまうことも多いのです。
これは私がクレー射撃をやっていて、コーヒーを飲む時と、飲まない時に スコアーが異なることに気が付いて調査してきた結果からそうだとわかりました。
日本ではトラップとスキートが一般的ですが、私は主としてトラップをやっていました。
多い時には年間60日程度射撃場に行って一日4ラウンドから6ラウンド撃っていました。
1ラウンドは25点が満点です。
珈琲を飲む日と飲まない日、また最初の2ラウンド、または 3ラウンドが終わってから珈琲を飲んで、その後に後半のラウンドを回る という具合にいろいろ変えて計測しました。
その結果、 珈琲を飲まないで撃ったときの平均点は20.14、 珈琲を飲んでから撃ったときの平均点は18.62でした。
射撃において、この約1.5の平均の差は大変に大きなものです。
射撃の回数は200ラウンド以上のデータですから、 統計学的に99%以上の確率で明確な差があり、 カフェインを摂取して撃ったほうが平均的にスコアが 悪くなったと言えるのです。
ラウンドの合間に珈琲を飲んでから射台に立つと、 撃つ瞬間にカフェインの影響がはっきりと感じ取れます。
ただ、これは個人的な問題かもしれませんので、 カフェイン摂取したことによる反射神経を必要とするスポーツへの 悪い影響というものを、調査した文献があればいいのですが、 調べてもありませんでした。
単に、カフェインを飲むと覚せい作用があって反射は早くなる、 ということだけなのです。
過剰な反射、つまり反射が速くなることに対する悪影響を 調べたものがないんです。
イチロー選手は調子が悪い時、あきらかにタイミングがずれています。
これはカフェインが効きすぎて、過剰な反射が出ているんじゃないかと 想像しています。
いかがでしょうか?