その頃のボブ・サップ選手に勝てる選手は少なかったと思います。
サップ選手は、ローキックをしっかりカットすることはなくガードが固いわけでもなく、ディフェンスに穴は多かったです。
攻めに関しても、ボクシングテクニックのあるタイプでも、キックの精度が高いタイプでもありませんでした。
もちろん、練習して試合に臨んでいる以上一般の格闘技未経験者に比べれば優れています。
K-1の他選手と比べれば、という意味です。
技術のみで見たらホースト選手とは雲泥の差があり、ご質問に挙がっている選手の中にも技術でサップ選手に劣る選手はいないはずです。
スタミナにも課題があり、疲れているのがわかりやすかったです。
しかし、あの鍛え上げた大きな身体を最大限に活かし、試合開始と同時に突進して相手をコーナーに追い詰め、攻撃を出します。
体格差がありパワーが違います。
特に全盛期は自信を持って攻めていました。
それに加えて、気持ちの強さがあります。
正直これが無ければ、たとえ体格差があっても、結果は異なります。
パンチを打ってもキックを蹴ってもサップ選手には普通に当たるので、すぐに倒れるならばそこまで怖い存在ではないでしょうが、ミルコ選手に攻略される前までは最後の倒れまいとする気持ちは非常に強かったと思います。
あの身体で、攻めに自信がみなぎっており、さらに倒れまいとする気持ちも非常に強いとなると、どうにもなりません。
いかに技術で上回っていても、ある意味帳消しにされてしまいます。
ただし、サップ選手は本能のまま攻撃することもあってか、反則負けという結末も考えられます。
そうしたことを考慮しないならば、確かにマーク・ハント選手とシュルト選手はサップ選手に勝てる可能性は比較的高いと思います。
あるいはバンナ選手やセフォー選手でしょうか。
実際にバンナ選手とは2004年にダイナマイトで闘っています。
1RのK-1ルールはバンナ選手が圧倒していました。
セフォー選手とも同年に対戦しています。
サップ選手のプレッシャーに屈しなければ、2002年でも可能性はそこまで低くないような気がします。
アーツ選手とも実際に対戦していますが、仮に2002年だったらアーツ選手でも厳しかったかもしれません。