精密機械のような演技、同感です。
いかに正確に、後半に難度の高いものを跳ぼうと演技にはバランスも大事だと思いますし、見ていて『凄い』とは思っても何度も見たいと思うことはない気がします。
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スピンも回転が早く軸もブレなくポジションも美しい選手が多いのに、機械的で飽きてきます。
安藤美姫や鈴木明子は柔軟性は高くありませんでしたが、スピンにも感情があって感動したものです。
ロシア選手の正確な演技、得点を稼ぐ演技はやはり国を挙げての指導法によるものなのでしょうね。
でもその指導法はフィギュア界が本当に望むものとは異なるように思います。
成長期の若者の身体には良くないであろう体型維持の強化もしていると思いますしね。
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日本やアメリカ、カナダの若手にも後半に全てのジャンプを入れることは可能だとは思います。
難易度は下げないと成功率は下がるかもしれませんが、最初からそのつもりで練習させれば出来ると思います。
でも、しなくて良いと思います。
演技全体のバランスや芸術性を考えると、ロシア人選手のジャンプ構成は好ましいものではないと思いますので。
まぁ何が何でも勝ちたいのならそれも戦略でしょうけど、真凜さんなんかは音楽表現や見栄えにもこだわりを持っているようなのでジャンプを後半だけに跳ぶなどという構成はしないように思います。
よほど音楽が後半に向けて激しくなっていくとかがあれば無しではないかもしれませんが、前半はジャンプ以外、後半はジャンプばかりではやはり技術を見せることに偏り過ぎなように思いますね。