カタログ燃費は、外気温25℃でのコールドスタート燃費で、エンジンOFFまで約10km程郊外路走行した……という感じの「モード燃費」です。
燃費カテで「冬場に燃費が悪化する」という話がよく出てますけど、理由は3つ程あります。
①冬場で特に寒い時期は「暖機運転」すると思います。
この分は「カタログ燃費」では勘案されていません。
2〜3分暖機運転してエアコンとかデフォッガーなんか付けて目的地まで2〜3km程度という使い方の場合だと、区間燃費は5〜8km/L程度しか行きませんよ。
②走行を始めた後、エンジンの低水温警告灯が消えてもエンジン水温が一定値を超えないと、CVT車の場合高いギア比を使わないで低いギアでエンジンをブン回してくれます。
このための燃費悪化が一番大きい様です。
③冬場はどうしても積雪・圧雪凍結路が出ますんで平均車速が落ちます。
CVT車の軽の場合は、経験則ですけれど40〜65km/h程度の間の速度領域で一番燃費が良くなるようなシフトスケジュールになっているみたいです(JC08モード燃費値出しのためです)。
ですから平均走行車速が落ちると燃費値も落ちます。
特に1走行の走行距離が短いと、燃費は極端に悪化します。
・片道1km程度だと 5〜10km/L程度 ・片道2km程度だと 8〜15km/L程度 あとチョイ乗りの場合のエアコン使用の影響は、5km/L程度も出ますよ。
------ 良くある話ですけど、MT車とか4速なんかのギア式AT車からの乗り換えの方で、CVT車のエコ運転というか燃費出し運転の方法を勘違いされている方もいらっしゃいます。
CVT車の場合は、エコを意識して「アクセルをジワ踏みで加速」とか、「巡航時はアクセル一定で速度を維持」なんかしても、なかなか良い燃費が出ませんよ。