日産のEV政策は、完全な失敗です。
潰れかかっていた日産を完全復活させたゴーン社長の、最大の失敗です。
2010年に発売されたリーフ、これを筆頭に2017年3月期までに、ルノーと合わせて150万台のEVの販売計画を立てていました。
ところが、6年経過の2016年でようやく累計35万台、この数字をテスラはモデル3の予約販売ではありますが、1ヶ月で40万台の受注を得ています。
日産・ルノーが6年かけて築き上げた数字を、1ヶ月足らずでテスラは超えてしまったのです。
日産はこのEV計画における、NECとの共同出資の電池会社を売却の方向(Panaか中国メーカーが有力)で動いているとされています。
独自開発からは撤退、次期リーフではコストの安いメーカーからの調達に切り替えると見られています。
この目論見が大きく外れた原因として、 1. トヨタ、ホンダがEV発売で追随してこなかった 最多量販メーカーのトヨタが追随、量産化で電池の価格が下がると思っていたアテが外れた。
電池の価格が高い→高いから売れない→普及しない→充電設備が増えない→充電場所が無いからEVが売れない、という悪循環に陥っています。
現在、多くのEUメーカーPHEVは充電設備が不安定な急速充電には対応していません。
(100Vもしくは200Vの一般家庭での普通充電のみ) 2. 予想外のアメリカのシェール革命 今後も原油価格は高値安定すると見込んでいたのが、シェール革命により一転し原油安へ。
メイン市場のアメリカで、安いガソリンへの需要が回帰してしまったことが大きな誤算。
3. 無理にEVであることを主張しようとした、デザインの失敗 既存のFF乗用車のパッケージングを採用、EVであることを主張しようとしたフロントの充電口、小型の電気モーターのメリットを活かした低ノーズ。
これに対して、EVやPHEV/HV特有の電池収納場所をキャビン床下にすることからの、全高の増加…低ノーズと高い全高という相反する要素を組み合わせるデザインで、大きく失敗しているのです。
これに対してテスラは充電口を隠すなど、あくまでも普通の乗用車であろうとデザインされているのです。
モデル3はこれが評価されたもので、ユーザーが一番求めていたものです。
この部分も、ノートe-powerが売れていることで日産自らが証明してしまっているわけです。
次期リーフも、キープコンセプトで来れば、デザインにおいて同じ過ちを繰り返します。
ドイツ勢がPHEVを拡充しているのは、従来の直噴ダウンサイジングターボやディーゼルでは、より厳しいユーロ6やCAFE法をクリア出来ないからです。
日本メーカーも、既存のHVではこれらの規制をクリア出来ませんから、対応から言えばEUメーカーに後れを取っています。