元大洋のジェームス・マクマナス選手を知ってますか? 1962年 「ずいぶんスマートになったじゃないか」マックの横顔をみたネット裏のファンがいった。一ケ月ぶりに後楽園に登場したマックのホオはややこけ、胴mわりもひとまわり小さくなっている。「やっと汗がどんどん出るようになってね、ゼイ肉がとれてきたんですよ」人なっつこい目もちょっとくぼんだ感じだ。試合前「サウスpポー・カネダ」と口ずさみながらロッカーの前にある大鏡の前で真剣な構えで素振り・・・。完調でないだけに準備運動は慎重そのものだ。そんなマックが久しぶりに報道陣にかこまれた。開幕戦にやられた金田から二安打、そして十回には鈴木(皖)から右前へ決勝打。三本とも右へ引っぱったものだが猛打賞は四月二十二日、下関での対広島二回戦(五打数四安打)以来二度目だ。「決勝打?まっすぐか、スライダー。いやシュートかな・・・(ちょっと考えて)よくわかりません」決勝打よりもよくおぼえているのが金田からの二安打だ。「ファースト、カーブ。セカンド、ストレート。二つども真ん中よりやや外角寄り」手まねでくわしく説明したあと「うまく攻めてきたね」と金田の配球をほめた。-日本の野球にだいぶ慣れた?「うん・・・。でも内野がローン(芝)じゃないからね。まだ面くらうこともあるね」三原監督は「外人にしては珍しく神経質できちょうめんなところがあるんでね。どんどん慣らしていくことが力を引き出すいちばんの方法だと思うね」といっている。報道陣をちょっと見渡したマックは腰を浮かして「モウイイデスカ」単語集で一日一つずつ覚えたというタドタドしい日本語だ。マックがいま一番望んでいるのはチャンピオン佐田の山の優勝(マックは佐田の山のファン)とロング・ヒットだそうだ。