プレーヤーは各ホールのスコアの正確さに責任があるのであって、合計には責任がありません。
合計を正しく確認するのは競技委員会の責任です。
従って、プレーヤーが計算を間違って、実際の合計スコアよりも提出した合計打数が多くても少なくても、プレーヤーには罰はなく、競技の結果が発表された後であっても、競技委員会は正しい合計スコアに基づいて順位の決定をやり直さなければなりません。
下記に引用した規則と裁定を参照して下さい。
●規則6-6d【スコアの誤記】 (抜萃) 競技者は、自分のスコアカードに記入された各ホールのスコアが正確であることについて責任がある。
注1:委員会は、スコアの加算と、スコアカードに記入されたハンディキャップの適用について責任がある-規則33-5参照。
●裁定6-6d/2【合計スコアの計算違い】 (質問): ストロークプレーで、委員会に提出されたスコアカードのホール毎のスコアは正しかったが、計算違いで合計スコアが1ストローク少なく記入されていた。
この場合、競技者は罰を受けるか。
(回答): 競技者は罰を受けることはない。
競技者は記入されたホール毎のスコアが正確であることについてだけに責任がある……(規則6-6d)。
一方、委員会はスコアの加算について責任がある……(規則33-5)。
したがって、競技者の記入した合計スコアに誤りがあれば、委員会は、競技者に罰を課すことなくその誤りを訂正しなければならない。
●裁定6-2b/3【委員会のミスで間違ったハンディキャップを用いたために優勝していたことが、数日後に判明】 (質問): 委員会が競技者のハンディキャップを間違って算出し、ハンディキャップが16であるべきところを17として掲示板に掲示した。
その結果、その競技者が18ホール・ストロークプレー競技に優勝したが、数日経過後でも、委員会は誤りを訂正しその競技者の優勝を取り消すことができるか。
(回答): 取り消すことができる。
そのような誤りを訂正することについてはタイムリミットはない。
規則34-1bは罰の扱いに係わる規定であり、委員会のミスに関する規定ではないので、このケースには適用できない。
なお、委員会はその競技者を競技失格とすべきではなく、そのネットスコアを1打増やすべきである。
●裁定33-5/2【委員会が間違ったハンディキャップを適用(プレーヤーが入賞できなくなった場合)】 (質問): ストロークプレー競技で、競技者Aは正しいハンディキャップを記入してスコアカードを提出していたが、委員会が間違ったハンディキャップを適用した(または、ネットスコアを算出する際に計算違いした)。
その結果、Aの受賞すべき賞が他の競技者に渡ったことが競技終了後になって発見された。
この場合、どのように裁定すべきか。
(回答): 委員会は、誤りを訂正して渡した賞を取り返し、競技者Aにその賞を与えるべきである。
この種の誤りを訂正することについては、時限はない。
規則34-1bは競技終了後の罰の取り扱いについて規定するものであって委員会の誤りに関して規定するものではないので、規則34-1bは質問のケースには適用できない。
●裁定34-1b/6【委員会の間違いで、真実の優勝者のスコアが登録洩れであった場合】 (質問): ストロークプレー競技で、優勝賞品が競技者Bに贈られたところ、翌日になって、競技者Aより委員会に対し「自分はBよりもロースコアであった」との連絡があった。
調査の結果、Aの申し立てが正しく、委員会が誤ってAのスコアを登録していなかったことが分かった。
この場合、どのように対処すべきか。
(回答): 規則34-1bは委員会がこの種の誤りを犯した場合には適用されない。
競技者Bより賞品を回収し、正しい優勝者であるAに贈るべきである。