初心者でも高山に登れるという本は悪書だと思いませんか。 手元に「誰でも登れる3000m峰21ルートガイド」中田真二、㈱学習研究社という本があります。 初心者でも簡単に中級以上の山に登れるという記述が以下の通り随所に見られます。 ①p81北穂高岳は高山が初めての60歳代後半の女性や小学校2年生の女子でも簡単に登れる。 ②p66仙丈ヶ岳は初心者でも挑戦できる簡単な山 ③p114剱岳はカニのタテバイは危険が少く、下りのヨコバイは最初の一歩を注意すれば大丈夫。 などなど この本を信じて鳥取県・大山や兵庫県・六甲山ぐらいしか登ったことがない70歳のおじいちゃんが上記の話を真に受けたらどうなるか。 私は中高年ですが白山・富士山日帰りはできても甲斐駒ヶ岳で根をあげた技術初心者・体力初級です。その目から論じるのは経験不足かもしれませんが、おじいちゃんは、私でも楽に登れた仙丈ヶ岳は行けても、単独登山なら北穂高や劔では事故死の可能性がかなり高いと思います。私は北穂高はもう1年百名山クラスを7峰以上経験を積んでから登る予定で、劔は残念ながら死ぬまで登頂しないと思います。 こんな事故死を誘発するような、登山ガイド本が中高年の遭難死を増やしているような気がします。この本は、たちの悪い悪書だと思いませんか。