匿名さん
元松竹の小林恒夫投手を知ってますか? 1953年 忘れられたエースーこの言葉がピッタリするのが松竹小林恒夫投手だ。
松竹と大洋の合併のとき優勝を狙う小西監督の目算として小林投手の20勝が予定されていた。
しかし今シーズンの成績は広島にあげた1勝だけなぜ調子が悪いのか合宿所(大阪御堂筋の花屋旅館)横の道路で、外出も取止めてピッチングする同選手にきいてみた。
「問」不調の原因は? 小林 合併のゴタゴタでトレーニング不足のままシーズンに入ったことが不調の最大原因だ。
調子が出ぬまま投げる、KOされる、また投げる、またKOされる、そのうち自信を失ってしまう、こうなるといくら頑張っても駄目だ。
結局は自身の回復を待つより仕方がない。
「問」トレーニング不足とは? 小林 フォームの乱れだ。
投手はフォームが生命でこれが崩れるとノビを欠くうえにコントロールにも支障を来す。
少々自信があればドまん中へ投げても打たれないものだが、自信がなくなればどこへ投げても打たれるような気がする。
リキめばリキむほど肩に力が入りすぎて棒球になってしまう。
不調不調というのはえてしてこういうところから来るのだと思う。
まず先決問題は自信を回復することだ。
「問」それでは自信をどうしたら回復できるのか? 小林 まあ勝っても負けても完投して四点以内に食い止められれば一応自信がつくと思う。
トレーニング・キャンプのとき研究していた「新しい球」も五回ぐらいでKOされるようでは試す余裕もない。
しかし調子が悪いといっても決して悲観してはいない。
勝負の世界には弱気は禁もつ。
まだ公式戦もこれからが勝負どころだ。
「問」現在のチームの調子は? 小林 私の口からいうのもなんですが、投手力、打力ともいま一歩の突っ込みが足りない。
むろん私の不調がその何分の一かの責任となっていますが・・・だが現在の調子が実力ではないことは確かです。
平均年齢が高いので、調子を出すのが遅かったことも前半戦不振の理由の一つにあげられるでしょう。