私は、TD-Z105HLを所持していますし、先週も新たにTD-Z103HLジャンク品を購入 レストア中です。
コンセプトのはっきりした唯一無二のリールだと思います。
ただ、このリールは、飛距離が出ないで有名なリールで、同TD-Zのミラーモデルで有るML より飛びません。
TD-Z103HLは、アシ打ちなど近距離で手返しに特化したリールで、2フィンガーのままで、 キャストし、リーリング出来るのが特権である所です。
TD-Z103HLの欠点はレベルワインドの位置で、飛距離低下の原因もここにあります。
対してタトゥーラは、TWSを採用し、TD-Z103HLで弱点であったレベルワインドの構造が 対等を通り越して、武器にまで、進化しています。
タトゥーラのスプール重量が記載されていませんので、なんとも言えませんが、 スプール径、糸巻き量が同じである以上は、飛距離とライントラブルに関してはタトゥーラが上なのは間違え無いでしょう。
レベルワインドの構造が肝な部分なので。
ブレーキシステムに関しては、カタログ記載にもあるとおりマグフォースのマグネット構造はそのままで、 インダクトーロータのせり出させる構造が違うだけなので、差があるとすれば、 部品点数の減小によるスプール重量の軽量化になる点でしょうか。
ロッドの候補にテムジンコブラを上げている時点で、アシ打ち中心のスタイルでは無いと思うので、 TD-Z103HLのリールポジションが好きでなければタトゥーラで良いのではないでしょうか? ロッドに関してはテムジン自体、自社製造ではなく、ブランド料、中間マージンの部分が大きく、 値段対価の性能はありません。
ガイドの小径化も進んでおり、テムジンコブラが感度に優れているわけではないため、 コブラより感度の良い15,000円ほどのロッドもあるのも事実です。
小径ガイドは感度が上がる一方飛距離が落ちるのも念頭に入れて選択してください。