匿名さん
打点を稼ぐ能力 トニー・グウィンの打撃編「野球術」ジョージ・F ・ウィル この本はメジャーファンである限り避けては通れない本ではないかと思いますが、この余りにも有名な古典の中でこう書かれていました。
ある試合 グウィンは4打数0安打であった。
しかし 打点は3であった。
なぜなら内野ゴロ二つと犠飛1つでいずれも3塁ランナーを帰したからだ。
ここにグウィンの真骨頂があるというエピソードがあります。
かつて無死もしくは1死3塁で 打点を上げる確率の高い打者として松井がMLB史上でも有数であることが記事になったことがありました。
そして この時、その歴代ランキングに上がっていたのが他ならぬこのグウィンでありました。
無死もしくは1死3塁で 打点を上げる確率の高い打者の条件 ●まず 最低限、三振をしないコンタクトな打撃が必要。
●外野へ飛球を飛ばすパワーと技術が必要。
●更には 引っ掛けさせられるシンカー系が来た時には オプションとして緩いゴロも打てる打撃の幅が必要。
グウィンはパワーヒッターではなくリードオフ役も多かったので、打点そのものは多くはないですが、「二死満塁で最も迎えたくない打者」という異名があったはずです。
松井もまた もし9回同点二死満塁で誰にバターボックスに立っていて欲しいかというヤンキースファンに当てられたアンケートで第一位を獲得したことがありました。
ファンは松井の価値をよく知っていたひとつの証明かもしれません。
打点を稼ぐ能力には周囲のサポートも 本人の長打力も必要ですが、単にそれだけでもないような気がします。
メンタルはもちろん、技術もあるような気がします。
あなたにとってランクリエーターと言えば 誰が真っ先に思い浮かぶでしょうか?