鮎釣り教本や鮎釣り雑誌、鮎釣りブログなどは、鮎釣り名人や熱心な鮎釣り愛好者が書いているので、仕掛けの水中糸の号数は細いのですが、一般的な鮎師が(年寄りが)使用している水中糸は太く、丈夫で切れない号数を使っています。
ナイロンやフロロなら0.4号〜0.6号で、流れが強くなく水深も深くない場所で泳がせ釣りで使う分には、まず切れることはない号数です。
完全仕掛け0.4号と0.6号を1個ずつ準備して、張り替え仕掛けは不要で、変わりに鼻カン仕掛けを2〜4個準備しましょう。
鼻カンや逆針が切れたり、野鮎とオトリ鮎が絡んだりして駄目になる事があるからです。
通常は鼻カンのサイズで選ぶのですが、初心者にとって大切なのは中ハリスの号数です。
今の時期の鮎は大きいのも小さいのも両方居るので、逆針と鼻カンの長さをこまめに移動させることもあるので、1.0〜1.2号を選びましょう。
中ハリス1.0号と1.2号を各1〜2個ずつ準備すると良いでしょう。
ナイロンとフロロは流れの強い場所や水深がある場所には不向きで、泳がせ釣りに向いたラインです。
初めて鮎釣りするなら、自分がどういう流れの中で釣りをするのを楽しいと感じるか分りませんから、強い流れにも対応出来る複合ラインの完全仕掛けがお薦めです。
いまの複合ラインは強度が高いので0.04号でも良いのですが、初心者であることを考慮して0.05〜0.06号をお勧めします。
また0.07〜0.08号を使えば激流の大物でも切れません。
水深が浅い場所用に0.05〜0.06号、水深があり流れが強い場合には0.07〜〜0.08号。
0.04号と0.06号、0.05号と0.07号、0.06号と0.08号。
こんな感じの組み合わせて、各1個ずつ2個も準備すれば大丈夫です。