匿名さん
元日本ハムのバール・スノー投手を知ってますか? 1974年 開幕へ秒読みにはいった二十六日、日本ハムが弱体投手陣の救世主と銘打って外人投手の入団を発表した。
本名はローレンス・バレット・スノー、通称バール投手(29)=1㍍83、85・5㌔、右投右打、米国ユタ州立大出=で米国生まれの白人選手。
バールの球歴はいささか魅力に欠け1966年からメッツ、インディアンスのファーム(1A)に在籍、通算成績は十九試合2勝5敗。
昨年はユタ州テクニクス大学でコーチ業に専念し、一年間はまったくのブランク。
この日午後四時から東京・六本木の球団事務所で行われた入団発表では、三原球団社長が「体づくりからはじめなければならないが、今シーズンは最低10勝できる実力者」とバールを紹介。
純白色の髪、同長のバールは終始ニコニコと愛想よく「得意は速球。
二十九歳といっても体は鍛えてあるから二十歳ほどの力は出せるつもり。
日本の野球界は全然知らないけれど、まあ15勝もすれば球団は文句がないだろう」とやけに鼻息が荒い。
背番号はエースナンバー18。
「同じテスト生だったバッキー(元阪神)よりスピードがあるし、それ以上は活躍してくれるだろう。
指はオレより関節一つ分も長い。
本格派投手として投手陣にシンが入った」という中西監督。
十年前大リーグのレッズに抜てきされたが、契約直前の新婚旅行中に自動車事故。
妻を即死させ、バール自身も左足に大ケガをして大リーグの夢を棒にふったという。
薄幸のバールに、投手陣のシンになる活躍を期待する日本ハムはオープン戦5勝7敗1分け。
一試合平均4・3失点と極端な投手ひでりに泣いている。
二十七日から練習をはじめるバールの右腕が、はたしてチームを引っぱれるだろうか。