>2005-2006シーズンのシニアのグランプリシリーズにキム・ヨナが出ていたら、浅田真央さんは、キム・ヨナに勝てなかったでしょうか? ★2005-2006シーズンのシニアのグランプリシリーズにキム・ヨナが出ていても、浅田真央さんは、キム・ヨナに勝てた可能性が高いと推定されます。
以下推定の根拠 2005-2006シーズンのグランプリ・ファイナルの成績は次のとおりです。
1位 浅田真央189.62ポイント(SP 64.38, FS 125.24) 2位 イリーナ・スルツカヤ 181.48ポイント (SP 58.90, FS 122.58) 3位 中野友加里 161.82ポイント (SP 56.04, FS 105.78) それに対して、この大会の約20日前に実施されたジュニア・グランプリ・ファイナルでのキム・ヨナ選手の成績は以下のとおりです。
キム・ヨナ 174.12 (SP 57.51, FS 116.61) ただし、シニアと比べると、ジュニアのフリー・プログラムでは、スピンが1要素少ないので、後日キム・ヨナ選手がシニア昇格後プラスしたスピンCSp4相当分の得点(基礎点+GOE)= 2.90 を加算して修正すると キム・ヨナ選手の想定得点 = 177.02ポイント (SP 57.51, FS 119.51) 以上により、キム・ヨナ選手が2005/2006シーズンのグランプリ・ファイナルに出場したとしたらイリーナ・スルツカヤに次ぎ3位となった可能性はありますが、点差が約12.60ポイントとかなり大きいので、浅田真央選手に打ち勝つことは困難だったと推定されます。
★当時は、14歳からシニアのグランプリシリーズに出場できましたが、城田憲子氏が鶴の一声を発するまでもなく、前年の2004/2005シーズンに2004ジュニアGPファイナルおよび2005世界ジュニアで傑出した成績で優勝したことが浅田真央選手のシニア大会出場を強く促したと思います。
浅田選手とキム・ヨナ選手の実力が拮抗したのは後年のことです、2004/2005シーズン終了時点での両選手のパーソナル・ベスト・スコアで見ると、2選手の実力差はかなり開いていました。
2004/2005シーズンは2004ジュニアGPファイナルも2005世界ジュニアもキム・ヨナ選手が2位で、浅田選手との得点差も大きかったので、無理をせず、ジュニアで実績を積むことを優先したのです。
手違いなどでは無く、韓国スケート連盟の正しい判断だったと思います。
2004/2005シーズン終了時点でのパーソナル・ベスト・スコア 浅田真央選手のパーソナル・ベスト・スコア SP= 60.11 (2005JW) FS= 119.13 (2005JW) Total= 179.24 (2005JW) 金妍児選手のパーソナル・ベスト・スコア SP= 51.27 (2004JGP FIN) FS= 110.26 (2005JW) Total= 158.93 (2005JW) 2004ジュニアGPファイナル総合得点 1位 浅田真央選手 172.83ポイント (SP 57.91, FS 114.92) 2位 キム・ヨナ選手 137.75ポイント (SP 51.27, FS 86.48) http://www.isuresults.com/results/jgpf0405/CAT002RS.HTM ★2005世界ジュニアにはキム・ヨナ選手も出場しており、浅田選手が優勝しています。
2005世界ジュニア総合得点 1位 浅田真央選手179.24ポイント (SP 60.11, FS 119.13) 2位 キム・ヨナ選手158.93ポイント (SP 48.67, FS 110.26) http://www.isuresults.com/results/wjc2005/CAT006RS.HTM 2005GPファイナル表彰式 ↘