匿名さん
元大洋の笠崎壮夫投手を知ってますか? 1964年 100勝投手陣が目標だと投手陣構想で威勢のいいアドバルーンを上げる別所ヘッド・コーチを頼もしい男と感心させたのが新人笠崎だ。
八幡製鉄から、昨年の暮に大洋入りしたが、当時は体(1㍍69、70㌔)の小さいことから目立たなかったが、冬季特別多摩川キャンプで、「こりゃ掘り出しもんだ。
広島の池田以上」と別所ヘッド・コーチが目を見張った。
下手投げから、体いっぱいを使ってのピッチングに、稲川以上のコントロールがあり、切れがあるという。
「笠崎は、体が小さいことをよく考えて、下手から投げているが、落ちるいい球を持っている。
それに加え度胸がいい」と、手放しに喜んでいる。
こんな別所ヘッド・コーチをさらに喜ばしたのは、二月十四日、等々力グラウンドで行われた紅白戦でのことだ。
25打者に対して被安打4、自責点0という好投を見せ、投手陣採点の最高である8点をもらったのだ。
三原監督も、「いい球を投げるな」と、思わずニッコリ。
「ウチの攻撃陣は天下一だよ。
その攻撃陣をピタリと押えたんだからね、何もいうことはないよ」たとえ調整の遅れている攻撃陣とはいえ、長打力、破壊力ではセ・リーグ随一といわれる大洋打線、それをたったの4安打で押えたのだから、首脳部は笑いがとまらないといったところ当の笠崎、「まぐれです。
あの大きな人たちににらまれたら、足がすくんでしまいますよ。
まだ本調子ではないですが、気持よく投げられた」と謙そんしながらも自信たっぷりの言葉。