匿名さん
MLBの不文律で「大差のついたゲームで盗塁はしない」というのがありますね。
例えしても、「fielder's indifference」ということで、盗塁には記録されない。
文字通り、「野手の無関心を衝くアンフェアな行為」ということで、報復の対象になると聞いています。
これは、現在ではNPBでも採用されていて、さすがに報復の対象にはならないでしょうが、公式記録では盗塁とはなりません。
ただ、昔からそうだったかと言うと必ずしもそうではなく、戦況に拘わらず、個人記録の為に無意味な盗塁があったそうです。
それも大昔ではなく、象徴的な出来事として私が覚えているのは、渡米して間もないころのイチロー選手がある試合でこれをやって物議を醸しだした事。
米国で問題になったのかどうかは知りませんが(少なくともその後報復されたことはなかった模様)当時はイチローの個人記録に皆、我がことのように関心を持っていたから「あの盗塁がどうしてカウントされない?」「どうもそういう不文律があるらしい」と、ちょっとした話題になりました。
まだ、クオリティスタートとかの用語も全然普及していない頃の話です。
といっても15年ほど前ですが。
そのさらに数年前、ドジャーズの若手だったセデーニョがやはりこれをやり、報復以前にチームメイトから苛められてついに泣き出した、という話も聞きました。
つまり、本場でも比較的最近までは、周知の暗黙の了解という訳ではなかったようですね。
どなたか、fielder's indifference の成立時期とか経緯について詳しい方がおられたら教えて頂けませんか?