猟犬というのは①獲物を探して追い出す、②追跡する、③撃ち落とした獲物を回収する、というのが役目です。
空気銃の猟は獲物が動かずにいるところを目視して狙わなければ獲れません。
①についても、ポインティングドックと言われるセッターやポインターは獲物を見つけると停まって狙うのですが、その場合、獲物のキジやヤマドリは 鼻先の藪の中におり飛ばない間は目視することは不可能です。
飛べば空気銃では撃てません。
したがって空気銃猟では猟犬の役目①②はありませんし役にも立ちません。
③については、水の上に落ちたカモなど拾ってくれると便利で、これらはラブラドールリトリバーと言われる回収犬種が便利です。
散弾銃猟においてはこういう本があります。
「実践 柴犬とヤマドリ猟 青木豊 著」 ヤマドリ猟には柴犬が向くというのが筆者の主張なんですが、しかしこれは一般的な意見ではありません。
一般的には、セッター、ポインターなどが使われます。
それに読んでみますと、そう言いながら筆者があまりヤマドリが獲れておらず、いささか笑えます。
そもそも昔は日本犬が猟犬に使われていたわけですが、明治になって性能のよいセッター、ポインターが入ってくると日本犬を鳥猟の猟犬として使うことはすっかり廃れてしまいました。
ただし獣猟犬としては使われていますが紀州犬、甲斐犬などの犬種が中心で、柴犬は少ないようです。
単純に考えてみても体躯の小さい柴犬は走るスピードも遅いでしょうし、猪との争いにも不利です。
ですから鳥猟犬としても獣猟犬にしてもあまり使われてません。
しかし皆無ではありませんから、ネットで検索してみてください。
それから柴犬はこれから入手するのでしょうか? 家にすでに居る柴犬を連れていくのであれば、やっぱり役に立たないねで済みますが、新たに入手するのであれば慎重に考えてください。
役に立たない猟犬ほど困るものがありません。
役に立たないからといって処分などはなかなか出来ず飼い続けることになります。
それから猟犬として使いたいのであれば血統を選んでください。
といってもそう複雑ではありません。
犬の血統書を管理する団体はジャパンケンネルくらぶ(JKC)と全日本狩猟倶楽部(全猟)という団体があり、前者がペット用で後者が猟犬用です。
猟犬の犬種はラブラドールでもセッターでも紀州犬でも、両方の団体で登録をしています。
しかしJKCは見た目は美しいのですがペットとして買われてきた血統ですから、まず猟犬としては使えない場合が多いです。
(絶無ではない) 柴犬も同様、まだ全猟の方でも登録犬種になっているはずですから、そちらで探すべきでしょう。
(飼っている人が少なくなると登録がされなくなります、すなわち猟犬として役に立たないということ、しかし柴犬はまだ抹消されていいないと思います) どこが繁殖しているか=ブリーダーなどは全猟に聞けば教えてくれるはずです。
http://www.zenryo.or.jp/zenryo/ しかし私の主観ですが、柴犬で鳥猟をするとなると「猟をする」とか「キジ、ヤマドリを獲りたい」というのでなく「あくまで柴犬で猟がしたいのであまり獲れなくてもいい」という気持ちでやらざるをえないと思います。
あまり猟犬に向かない犬種を気に入ったからかわいいからと言って、また深く考えずにJKCの血統を入手して、けっきょく役に立たず困っているハンターはたまにいます。
よく考えて決断してください。