その通りです。
①ピストン上げてシリンダーの中に入った混合気を圧縮(吸排気のバルブ閉まってる)→②プラグで火花飛ばして燃焼(爆発と言った方がイメージしやすいかも)し、その勢いでピストンが下がる(吸排気のバルブ閉まったまま)→③ピストン上がり排ガスを押し出す(吸気バルブ閉、排気バルブ開)→④ピストン下げて混合気を吸い込む(吸気バルブ開、排気バルブ閉)→①→②→・・・つまり、圧縮、燃焼、廃棄、吸気を1つ1つ確実に行っているのが4ストです。
2ストの方は吸排気のバルブがありません(ピストン自体でポートを塞ぐので圧縮できる) ①ピストン上げて混合気を圧縮→火花飛ばして燃焼しピストン下がるが、空いたスペースには次の混合気が入ってきて排ガスを押し出す。
→①→②・・・つまり、吸排気を同時に行っているのが2ストです。
当然、ピストン下がった時(吸排気同時に行った時)排気ポートギリギリまで混合気が入って、そこを境にきっちり排ガスと言う様な都合の良い事にはなりません。
混合気が若干排気ポートから出てゆきます。
なので、2ストのマフラーにはチャンバー室(エキパイの途中で大きく膨らんだ部分)が設けられています。
そうする事で、廃ガスが排気ポートから出ようとした混合気をシリンダー内に押し戻すのです。
まあ、これも理論通りきっちりできる訳では無いので、2ストは燃費悪いかすぐかぶりやすいのが普通です。