「車検」ってのは理解として適切でないというか。
あれは「保安基準への適合/不適合のチェック」でしかないし。
国内制度で一番適切なものを挙げるなら、「型式認定」制度でしょうか。
国交省が、クルマの設計構造を安全性・環境基準といった多方面から検討し、“合格”と判定したクルマについて「型式番号」を登録する制度で、この型式認定を得てはじめて、そのクルマは一般道路を走行出来る(←と、言うか、メーカーから販売することが出来る)んです。
新型自動車として市販されるクルマの場合、その製造は「型式指定自動車認定」や「新車種型式認定」を受けることのほうが一般的で、型式認定を用いるのは特別仕様車の設定のような場合だったりすることも。
スーパーGTで日産がベース車両に用いたフェアレディZの「タイプE」も、記憶違いでなければ、型式認定を用いて設定されていたのでしたか。
まあ、これは日本の話になりますが。
で、英国は小規模生産の小規模メーカーが多くあることから、こういった“行政による公道走行認定”のハードルが低いんです。
それでここで公道走行認定を受けて、ロードカーとしての資格を満たしレース統括団体のホモロゲーションを得る手法が用いられた。
ただ、ポルシェなどはドイツで新車認定を得ています。
英国の制度より格段にハードルは高く、そこの難しさはあったんですが、「その筋を通してこそ」というのがいかにもゲルマン的。
クリアで最大の障害だったのが衝突安全性試験で、その為量産911の車体フレームを流用し、完成車の重量を911より軽減することで「衝突時の運動エネルギーは小さくなるからこのフレームは試験要件を満たす」と認めさせ実車を何台も潰すような衝突試験を回避したのでした。
>scip600さん 「25台」は、この当時のFIAルールにおいてGT1ホモロゲートを受ける為の最低生産台数ですね。
ACO、つまりル・マン・ルール下でGT1としてホモロゲートされる最低生産台数は、'96年どころかその前年時点で既に「1台」です。
更にその1年前、'94年のダウアー・ポルシェのことを考えても、ル・マンは恐らく'94年からそうだったのだろうと思いますよ。
なお、おっしゃるとおり、後にFIAルール下でも「1台」でGT1ホモロゲートされるようになるワケですが。