以前 趣味でスカイダイビングを楽しんでいました。
私の場合は、好きでやっている事なので、跳んでいる時には恐怖感はありませんでした。
(^^♪ 機体から跳び出した瞬間はフワッとしますが(実際は、フワッと言うより、足の下に何も無いのでスカッと言う感じですね)、航空機が前進していますので、その直後に後方にドーンと気流に押されます。
跳び出して2,3秒位は無重力の状態で、手足が自由に動かせますし、前転やバク転も簡単にできます。
その間にも地面に向かって加速を続けていますので、下から体に当たる風(空気の抵抗)がどんどん強くなります。
数秒で、地面に向かって落下する力と空気の抵抗が釣り合って一定の落下速度(毎秒50m強程度)となります。
ちょうど走行中の新幹線の先頭車両の前部で手を広げて立っている様なものですね。
この時、手足を伸縮したり角度を変えたりすると、体の降下姿勢を変えたり落下速度を増減したり水平方向に移動したりできます。
これにより空中で他のダイバーと手をつないだり、空中姿勢を色々と変えてアクロバチックな動きをしたりします。
終末速度で自由降下中は、下から吹き上げる空気の絨毯の上に乗っかっている訳ですから、ちょうど床の上にうつ伏せに寝ているのと同じで、下向きに1Gの重力がかかっています。
無重力ではありません。
ただ、手足は下からの気流により上向きに吹き上げられていますので下方に押さえつけている必要があります。
そのうち、ジワーッっと地面が近づいてきます。
無重力になるのは機体から跳び出した直後だけで、あとは自由降下中も下向きに普通に1Gの重力がかかっています。
4,000mから跳び出すと、約1分間フリーフォールが楽しめます。