種類よりの設計やセッティング(用途等含めて)の違いの方が大きいと思います。
乗り心地を目いっぱい追求して、マルチリンクと車軸式で設計した場合、マルチリンクが乗り心地良いでしょうけど、 設計の悪いマルチリンクが、設計の良い車軸式に劣ることはよくあることです。
同じホイールベースで、同じ車重で、理想の乗り心地を追求する場合、 ダブルウィッシュボーン(マルチリンク)>ストラット>トーションビーム>車軸式 でしょうけど。
乗り心地だけ追求するなら、ダブルウィッシュボーンより、トレーリングが一番いいと思います。
マルチリンクよりバネ下軽いですし、アーム長も長く設計可能で、作動抵抗も少ないし。
実際、セミトレに乗り心地のいい車は多いです(ストロークが大きい車は特に)。
セミトレでなく、トレーリングでアーム長やストロークを大きく取ると、コーナリングどころか、直進性も不安になる車になると思いますけど、いっさいカーブを走らないで、乗り心地だけ究極に追及するならトレーリング式は有効だと思います。
例えば、コーナリング性能など走行性能を含めると、ダブルウィッシュボーンのFD型RX-7が上ですが、乗り心地に関しては、FC型RX-7のほうが良いです(セミトレ) 両方で同じメーカーでショックとバネを作ると、FCのほうが乗り心地良く仕上げれますし。
ダブルウィッシュボーンは足回りアームのスペースを取るので、短いアームの設計が多く、意外と乗り心地悪い車も多いです。
マルチリンクだと、スペース効率優先で採用されて、アームは短いし、タイヤの位置決めに重要な場所にピロ使ってないとか、なんて設計も多い。
乗り心地も悪く、走行性能も低いし、とか。
劣化ダブルウィッシュボーンのマルチリンクはとても多いと思います。
進化ダブルウィッシュボーンのマルチリンクってかなり少ないと思います。