まず今季から基礎点的に3F-3Loが10.4点、3Lz-3Tが10.3点です。
点数的な判断では余り差はつきませんが、前者が難度が高いと考えることも出来ます。
次に、跳ぶ感覚的な問題ですが、2つの視点に分けられます。
それはファーストジャンプのエッジの問題と、セカンドジャンプの跳び易さです。
ファーストジャンプはルッツとフリップで、選手毎に得手不得手がはっきり出易いです。
一般的にルッツが難しいと言われますが、体型等によっても感覚は違います。
ですから、体感的な難度は客観的な判定に向きません。
原理に基づく一般論を採用すれば良いかと。
因みに、私もルッツがはるかに難しく感じます。
セカンドジャンプのループとトゥループは、単独ジャンプとしての跳び方の難しさとセカンドジャンプとしての跳び方の難しさによる複合です。
単独としての難しさは、ある意味、ルッツ・フリップ同様に選手の個性に基づくところが大きいです。
例えば、トゥをつく作業が得意か不得意かで本来易しいとされるトゥループが苦手という人も結構います。
ですから、やはりこれは考察に向きません。
一般的にループジャンプがタイミングを取るのも、回り切るジャンプ力(ジャンプの大きさ)が必要な面でも大変だ、ということを参考にすれば良いと思います。
次に、セカンドとしての難しさ。
判り易いのは、トゥをつくかつかないかによるバランスの取り易さ、取り難さが齎すものです。
ファーストジャンプの着氷が多少乱れても、トゥをつくトゥルウープは姿勢の乱れを修正出来る可能性があります。
その点で易しいセカンドジャンプだと言われます。
もう1つは、踏み切りのタイミングが齎すものです。
ループジャンプはプレパレーションと呼ばれる踏み切るまで直前の流れの部分のタイミングが大事で、それを逃すと跳び上がり損ねます。
勿論、トゥループにしてもタイミングを外しては失敗するのですが、それがよりシヴィアな感覚だということです。
着氷して、構える姿勢を取る猶予なく跳び上がるようなタイミングでなければ、セカンドでループは付けられません。
それが最大の難関だと私は思います。
そして、その跳び方が必要であるが故に、GOEも付き難いというデメリットもあります。
つまりファーストジャンプの着氷を流せませんから、それをアピールすることが出来ません。
どうしても忙しない印象になります。
見た目的には小気味よいと捉える方もあるのですが、点数的にお得感がありません。
然も、ややプレパレーションの弧と同時に捻る動作に入りますから、開始を何処に設定するかが難しく、それによる回転不足も取られ易い筈です。
私個人の癖や思い込みも影響しているとは思いますが、以上のように、感覚的な難しさはセカンドループが遥かに上だと考えています。
認定の少なさ、男子選手でもセカンドループを跳ぶ選手が滅多にいないことからも強ち外れてはいないと思うのですが…。