匿名さん
昨年、ニューヨークに2回行ったのですが、 日本の知人で驚く人が結構いるのです。
「よくあんな所に行ったな」だの、 「銃社会で危ないのに」だの、 「何しに行ったんだ? 」だの、 「日本人が行ったら撃たれる、狙われる」だの、 「黒人に何かされる」だのと、 無茶苦茶大袈裟に言うのです。
まるで私が内戦地域にでも行ってきたようです。
歩いているだけで撃たれるなら誰もそんな所に 行かないと思いますが。
相変わらず日本人は世界を知らないというか、 島国精神に基づいている人種なので、 言っていることが昔のままです。
日本人がニューヨークに行くのは珍しい のでしょうか。
だって、 「ヨーロッパに行った」と言っても、 「何しに行ったんだ?」とは 言わないでしょう。
ニューヨークは誰が行っても おかしくないような所だと思います。
ビジネス街ですので、確かに観光都市としての 魅力は薄いかもしれませんが。
「何しに行ったんだ?」と言われましても、 旅行というのは、行きたい人が納得して 行きたい場所に行くものでしょう。
因みに私は野球と美術が好きですので、 MLBのニューヨークヤンキース戦の 観戦と、世界最大規模の美術館である メトロポリタン美術館に行くのが目的 でした。
あとは自由の女神、ミッドタウンや アッパー・イースト・サイド、セントラルパーク などを歩いて回りたい、その風景を観たいからでした。
夏にニューヨークで、松井秀喜氏がゲストの イベントに参加してきましたが、 ツーショットでの写真撮影、直筆サインまで 貰ったというのに、それに関しては驚かず、 ニューヨークに行ったことについては 妙に驚いた反応をするのです。
ニューヨークに行ったことを驚かれたことに 私は驚きました。
至って普通のことをしただけで。
つまり、とても私がニューヨークに行くような 人には見えないと思われているのでしょうか。
貧乏人と思われているのでしょうか。
貧乏人と言われてしまえば、否定しようがない のでそれまでですが。
でも、初めてニューヨークに行ったときの あの感じは一生忘れません。
クイーンズのJFK空港からマンハッタンの ホテルに向かう車中から眺めていた ニューヨーク市内。
日本では絶対に味わうことが できない別世界でのドキドキ感。
ミッドタウンの摩天楼がどんどん近づいてくる、 あのときの気分。
クイーンズボロ橋を 渡るあたりから本格的に気分が高揚。
それから間もなく、ビル群に吸い込まれて行きます。
だから海外は良いんですね。