決勝点となる西武の得点がヒース投手の責任となる(即ち、9回裏の失点1はヒース投手に記録される)ためです。
イニングの途中で、前任投手が走者を塁上に残したまま後任の投手と交代したとき、その残された走者の数までは、前任投手が責任を負わなければならないことになっています。
(同一イニングに複数回の投手交代があり、例えば、投手A→B→Cの順に交代したとして、B→Cの交代の際にまだAの責任となる走者が残っていた場合は、その走者については引き続きAの責任となります。
) 例えば、イニングの先頭打者が安打して一塁走者として残っているときに投手がPからQに交代し、次の打者のゴロでその一塁走者がフォースアウトになったが打者走者は一塁に生きて、さらにその次の打者が本塁打を打って2点が記録された、というケースでは、得点した2走者はいずれも投手がQのときに対戦した打者ですが、失点はPに1、Qに1となります。
ただし、前任投手の残した走者が、打者の打撃とは無関係にアウトになった場合(盗塁失敗、牽制死など)は、前任投手の責任は減ぜられます。
実際の昨日(6月11日)の西武―広島戦の9回ウラの場合、ヒース投手が出塁させた大崎選手(の代走として出場した田代選手)は、打球に触れたためにアウトになっていますが、この場合の田代選手は「打者の打撃行為によりアウトになった」と見做されます。
よって、この時点ではまだヒース投手の責任はまだ1人分残っていることになります。
このあと西武が1点を挙げますが、これはヒース投手の責任ですから、ヒース投手に失点1が記録され、敗戦投手となるのです。