バスケットの場合、全国レベルでの選抜は、 U-12,13,14,15,16,17,18,19, ユニバシアード、 ナショナルチーム、 と分かれていますが、質問の対象はU-12~14くらいで、 かつ、これの都道府県選抜、あるいはその中の地区選抜の ことかと思います この選抜にメリットがあるか?について私なりの結論は、 『大いにあります!』 親は、自分の知らない(経験の無い)ことを我が子がやっていると、 知らなくても言える部分、ここで言う人間力や人格形成などの 部分を指摘したくなります、大人なので では、家族で夕飯を食べていて、お子さんが「これ、何入ってるの? 何使ったの?」と〈おいしくない風に〉聞いてきたとします あなたは丁寧に説明してあげますか? 「あなた、料理出来ないでしょ(だまって食べなさい)」的な 言葉は言わないとしても、心ではそう思いますよね? お子さんは子供なので、「バスケットできないでしょ?」と ストレートに表現しているだけなんです 決して、親に反抗しているつもりではありません 親が勝手に“反抗された”、と決めつけているんです まず、そこを理解してあげて下さい さて、天狗にならないような精神面の指導、とても大事ですね 選抜チームのコーチングスタッフなら、殆どの方はその重要性を 理解し、指導を行っているはずです ですが、市区町村レベルの選抜の場合は、残念ながらそのチームの 勝ちにこだわり、『人格形成』の場であることをおろそかにして しまう指導者がいるのも現実です なぜなら、レベルが高くて面白いから、浮かれちゃうんですね 指導者自身が・・・(-_-;) 特にミニバスの場合、教員ではなく一般人が殆どなので、 その傾向は顕著です お子さんが選抜に選ばれて、「天狗になってる」と感じたら、 ご自身で指摘するのも当然良いことですが、お子さんが聞く耳 持たない様子なら、選抜チームの監督に話せばいいことです 「ウチの子、選抜に選ばれて天狗になってる感じが凄いんですが、 親からじゃ聞く耳持たないんです。
指導者の方々からもキツく 指導して頂きたいです」と 「人数合わせの為に選抜されてしまったら、、、選抜を辞退する 以外に子どもを守る方法は有りますか?」 守る、という表現には違和感を覚えますね 選ばれて、より高いレベルのバスケットを通して、 より高い人間力を養うチャンスが与えられるのです 天狗になりそうなところを指導者が正してくれないなら、 親が指導者に連携をとって、育成していけばいいだけです 私の子どもは小中高と県選抜に入っていました その選抜チームの活動が終わった時、大なり小なり“解散式” が行われ、一人ずつ挨拶するのが通例です その時、感謝、ありがとう、という言葉を使わない選手は 一人たりともいません 指導者や仲間全員の前で話すのは緊張しますが、 「何を話そう・・・」とドギマギした表情から出る言葉は、 『心からの感謝の言葉』です どうか、お子さんに与えられた大きなチャンスを取り上げる ことは考えないで下さい 部活などより、子供本人、指導者、親、が三位一体で子供の育成に 関われるのが、「選抜チーム」のいいところでもあります