市販車といえやはり価格で塗装に差が有ります。
コストダウンが厳しい車種はそれなりですが、高価格帯の車では上質な塗装も「売り」になるわけです。
対して市販補修スプレーは「3コートパール」のような「そもそも通常手法では再現できない」物意外、樹脂としての素材、顔料とも品質は同じです。
廉価、手軽でそれなりの仕上がり、でなければ売れないのですから致し方ないですね。
残念ですが、素材の差により、注目してしまえば差が出ることは仕方ないと割り切る事は欠かせないと思います。
その前提で、 吹き塗装は、吹き付け過程で溶剤が適度に揮発し、タレないけれど付着した飛沫同士はくっついて平滑になることで、薄く均一で美しい塗面を可能にしています。
はじめはとにかく薄く、乾燥を待って重ねるのは素材への密着とともに、後から吹き付けた飛沫の溶剤を吸収する「層」を作る作業でもあります。
層が出来て初めて光沢を生むところまで吹き重ねることが出来るようになります。
イメージとしては、吹いた飛沫が一瞬たって一気に平滑になり光沢を生む感じです。
補修塗料はタレにくく光沢の出やすいよう、市販スプレーとしてはかなり高品質(ガスやノズルを含め)ですが、基本は変わりません。
しかし、このやりかたでも面ごと補修しないと「塗装の境目」はどうしてもざらざらになってしまいます。
プロでも仕上げ重視の場合は面ごと補修していますので、非常にめんどうな作業になります。
溶剤を吸収する層といっても半日やそこらで完全乾燥するわけではありません(1年たっても所詮樹脂ですからある程度溶剤は浸潤します。
ウレタンでも強い溶剤を使えば溶けてしまいます)。
ですから、補修範囲は広くとり、外側に付着した飛沫を出来るだけこまめに取ってやる、薄く吹いて乾燥したら、外周はより丁寧に、補修部分に近いほど少し残していう感じで、2,000番のペーパーで優しく水研ぎを続けます。
(コンパウンドは油分を含み脱脂を要するのでNG。
水研ぎ、水洗い、必要なら家庭用洗剤で汚れとり)水分をきちんと飛ばすにはドライヤーなどを使用します。
これをひたすら繰返すことで、補修部分の外周に塗料飛沫が多く付き、ざらざらになることを防ぎます。
これだけやっても、つやの違いをぼかす範囲が増えるだけで、均一な光沢とは言えないと思いますが、質問者様の作業のご参考になれば幸いです。