848も1098もキャリパーやフォークアンダーブラケットの寸法は一緒。
330Φローターの取り付けに関してどう差異をつけているのかというと、キャリパーとブラケットの間に5mm厚のカラーが入ってるだけ。
たから、このカラーと5mmロングのキャリパーボルトを入れれば330Φのディスクは入る。
しかし、330Φのローターを入れるのは個人的には全くお奨めしない。
ローターの大径化による重量増対策のために、330Φローターは320と比べてローターの厚みを減らして重量を減らしている。
サーキットのハードブレーキングでは、こいつが熱で歪む事がままある。
だから、1098のサーキットユーザーは逆に320にローター径を落として、厚みがある社外品にしている人も多い。
自分も320で効きは充分に稼げると感じるし、それはキャリパーも然り。
ブレンボのローターのラインナップにある通り、ハッキリ言って330ローターは飾り。
やるなら320でブレンボのハイパフォーマンスキットのディスク組むのが正解と思う。
パッドもブレンボ純正が一番相性が良い、国産の効きが良いっていう社外品はブレンボに比べてフィーリングがイマイチ。
ここまでやって効きに納得いかないなら、それはブレーキの性能ではなく、ブレーキを安心してガツンとかけられない現状の足回りのセッティングに、改善の余地がまだまだあるという事。