DENAの山本選手は活躍出来そうですか? 【DeNA】山本武白志、プロの道一歩ずつ!元Gの父・功児さん形見の腕時計着け支配下目指す DeNAの山本武白志(むさし)内野手(18)が 、本紙の単独インタビューに応じた。昨年、九州国際大付(福岡)の主砲として2打席連続弾を放つなど夏の甲子園大会を沸かせ、育成選手でDeNA入り。今年4月には巨人、ロッテなどで活躍した父・功児さん(享年64)を亡くした。支配下選手を目指してファームで汗を流している山本が、プロ野球選手としての“現在地”を語った。 ―プロになって半年。ここまでの率直な感想を。 「自分の力不足です。18歳がいきなりポンと飛び込んで、そう簡単にはいかない。実力が足りないです」 ―自己採点すると、ここまで何点? 「限りなくゼロに近いです。点数とかそんなこと言えるレベルではないです」 ―どんな半年だった? 「(春先まで)試合で全然打てなかったんです。これは本当にまずいな、と。(特に)キャンプの頃は球が全然飛ばなくて、しっかり捉えられず、内野フライばかりでした」 ―打ちにいっても、ちょっとバットの芯から外れてたりする感じ? 「ちょっとどころじゃないです。今年このまま1本もヒット打てないんじゃないかと思ったくらいです」 ―それでも徐々に上達している? 「6月中旬くらいから試合で打って、スタメンでも使ってもらったり、ちょっと遅いかもしれないですけど、プロのスピードに慣れてきたかなと思います。もちろんまだまだ全然ですけど」 ―フューチャーズ戦では本塁打したが本数への思いは? 「そこを求められるレベルにはないです。とにかくしっかり捉えられるようにしたい」 ―取り組んでいることは? 「二宮監督、高須さん(2軍チーフ打撃コーチ)、小池さん(同打撃コーチ)にアドバイスしてもらってます。キャンプの時には言われていることをやろうとしても出来なくて、もどかしさもあった。今は、アドバイスしてもらったことが出来てきていると思います」 ―どんなアドバイス? 「『あんまり力を外に逃がすな』と言われます。フォロー(スルー)が大きいのはいいんですが、力を内側に閉じこめたまま打つというか、とにかく力を逃がさずボールにぶつける、ということです」 ―ファームの試合で1軍クラスの投手との対戦は? 「内海さん、館山さん、内海さんのチェンジアップ、館山さんのスライダーは(レベルが)違います。もちろん高校時代には見たことないようなボールですし」 ―悩みが深い半年だった? 「深かったです。(周囲から)『白髪増えた?』って言われます」 ―エッ、18歳で白髪? 「ハイ、みんなに(言われて)。そろそろ染めようかなと思って(笑い)」 ―4月下旬には父の功児さんが亡くなった。あれから3か月がたつ。 「早いですね。生きてるうちにプロのユニホーム姿を見せてあげられなかった。それが心残りです」 ―形見とかはある? 「腕時計です。出かける時にはいつも着けています。でも、時々止まっちゃうんですよ。手巻き? 自動? 直し方がよく分からないんです。今は着けるだけ着けて、時間はスマホで見てます(笑い)」 ―気持ちの整理は? 「いつまでもウダウダ言っててもしょうがない。父がいなかったら野球をやってないですし、育ててくれて本当に感謝しています。母も含めて」 ―そのお父さんが見ていた昨年夏の甲子園ではホームランを何本も打った 「高校は高校。あの時は狙って打ってたんですけど、今は(自分に)力がない。いつまでも過去のことを言ってたらダメなんで」 ―今、守っているポジションは? 「サードと、たまにファーストです」 ―守備面はどう? 「上達したと思います。高校の時は興味がなくて、あんまり熱心には練習してなかった。永池さん(2軍内野守備走塁コーチ)がキャンプから熱心に教えてくれて、すごいよくなったと思います」 ―プロは守れないと試合で使ってもらえない。 「打てないなら今のうちに守備をやろうと思って一生懸命やってました。もちろん今も一生懸命やってますけど、打てない上に守備もダメ、では本当に使ってもらえないですから」 ―まずは支配下選手になることが目標になる。 「今年1年、しっかり練習して、力をつけて、来年勝負を懸けられるようにしたいです。(プロは)甘くない。焦らず、地道にやるしかないです。自分の力が足りないことが改めて分かったので、打破する様にしていきたいです」 ◆山本 武白志(やまもと・むさし)1998年2月17日、神奈川県生まれ。18歳。小学3年から元石川サンダーボルトで野球を始め、都筑(つづき)中央ボーイズでは三塁手。ボーイズリーグ関東選抜、NOMOジャパン日本代表。九州国際大付15年育成ドラフトでDeNA入り。188センチ、92キロ。右投右打。