能力は別として、年齢だけで言うなら、GKの35歳や32歳は十分一線級でやれる年齢だと思います。
GKは「経験のポジション」と言われるように、積み重ねた経験が重要だと思うからです。
個人的にはGKの最盛期は30を過ぎてからだと思っています。
もちろん純粋なワンプレーの質を問うなら、若い頃の方が優れているのは間違いないと思います。
しかし経験を積み重ねた守護神には若いGKには出せない味・・・DFラインの統率や指示、味方への鼓舞、存在感といったものがあります。
そういったものはサッカーだけではなく、年齢を重ねることで得られた人生経験、人間としての厚みとも言うべきものから醸し出されるものだと思います。
顕著な例で言えば川口能活です。
彼が21歳で代表デビューした頃は、正直見ているこっちがヒヤヒヤするくらい味方のDFにギャンギャン怒鳴りまくるGKでした。
あれではDFとの信頼関係の構築は難しかったと思うんですよね。
それがW杯を戦ったり、海外クラブでの苦い経験や、代表でもレギュラーを剥奪されたりするなど様々な経験を積み重ねた結果、32歳で迎えた2007年アジアカップでは、ピンチを迎えても柔和な笑顔を浮かべて味方に安心感を与えるGKに変身していました。
もちろん締めるべき所では、叱責したりしることも忘れていません。
つまり試合展開や状況によって、表情を使い分けられるGKへと成長していたのです。
正直若い頃の怒鳴りまくっていた川口を知っているだけに、ピンチに笑顔を浮かべる川口には度肝を抜かれました(笑) 若い選手の抜擢に異を唱えるつもりはありませんが、GKに関して言うなら川島や西川の年齢は全然問題にならないと思います。