昔の自動車よりも車両火災が起き易いのかはデータがありませんので何とも言えませんが、もしも、起き易いとしたら、やはり電子化が進んでいることは理由のひとつでしょう。
昔の自動車ならガソリンタンクからキャブレターにガソリンを送る仕組みは、重力とタンクの外にある機械式の燃料ポンプでした。
今は電気式のポンプが燃料タンク内に取り付けてあります。
ガソリンタンクもできるだけキャビンスペースを広く取れる位置に取り付けてあります。
このことによる危険はメーカーも承知しており、衝撃などを感知して燃料バルブを閉じる機構がついていますが、追突などの停車中に受けた衝撃にも反応するかは定かではありません。
燃料タンク内に電気コードが入っていれば危険なのは当然です。
しかし、私は自動車の構造的な問題よりも、交通社会が違ってきていることが主な原因ではないかと思います。
非常にパワーがある自動車が増え、アクセルを踏めば迅速に高速まで加速でき、その割に装備が増えて重量は重い自動車が増えたことが原因です。
重くて、速ければ、当然に衝突時の運動エネルギーは非常に大きなものになります。
80年代の頃までは1,5トンを越える国産普通自動車は少なかったです。
今ではスバルインプレッサクラスの小型の4WDセダンでも、それぐらいの重量はあります。
80年代当時の三菱GTOというスポーツカーは1,7トンもあったのですが、高出力でしたので走りはよかったです。
しかし、自動車評論家の間では、スポーツカーが1,7トンもあるなんてと、ヨーロッパの名だたるスポーツカーと比較して、激しくネガティブ攻撃されていました。
それが現代の新型のベンツSLS AMG GTは、軽量化されたと評判ですが1,7トンです。
自動車は軽量化技術は進んでいるものの、それ以上に装備が増えて重くなっているのです。
速いスピードで重い自動車が走る時代になった。
それが原因ではないでしょうか?