>国産スポーツカーはドイツのアウトバーンを安定して走行することができますか? >80系スープラ・RX-7 FD・GTO・Z33この辺りの少し古い車がどの程度走れるのか気になります。
少し古い車・・・と書いてあるので、「10年~20年くらい前の古い車を今アウトバーンを走らせたら」という意味に受けとって良いでしょうか。
少なくとも、これらが発売された当初に戻り、新車を走らせることは不可能ですから、現実問題としてそれしかできないわけですけど。
だとしたら、私の回答は、「シビアな操縦性の車での高速走行に慣れている腕に覚えのあるドライバーなら安定しているように走らせる事ができる・・・かもしれない」・・・です。
なぜそう思うかというと・・・ 10~20年落ちの車だと、少なくとも10万キロくらいは走っていそうです。
足回りはリフレッシュはできても、ボディのリフレッシュはなかなかできませんから、これら古い車のボディの「旬」はとうに過ぎていて、当初の性能はもっていないでしょう。
新車の時のようにシャキッとした感じがなくなり、どこかが歪んでいるような印象になってしまった車両を200km/h~250km/hでどれくらい走るか?を想像してみました。
欧州車のように歪みの出にくい鋳鉄製部品を使用しているならいざしらず、日本車のほとんどは高い負荷の掛るサスペンションを鉄板プレスで作っています。
リブを入れて歪みにくくはしていても、所詮は鉄板プレスですから鋳鉄に比べて歪みやすく、小さな歪みでも高速走行では大きな問題となります。
鉄板プレスで作られたフレームや足回りには、長年のストレスで歪みが現れていて、高速走行では安定感を欠くでしょう。
速度を上げるほどブレや振動が高まり、直進性も不安定・・・そんな気がします。
そんな状態だとしたら、アウトバーンをトラックやトレーラーに混ざって右車線を100km/h程度の中低速で走るならいざしらず、250km/hでは氷の上を走るようなスリル満点の走りになると思います。
>80系スープラ・RX-7 FD・GTO・Z33 いずれ劣らぬ高い性能を持った車ばかりですが、それだけに強度を高めたボディにファミリーカーの数倍になるストレスを与えたはずです。
新車の時なら安定して走ったかもしれませんが、10年落ち、20年落ちの車に250km/h走行はできないとは言わないまでも、導火線に火を付けたダイナマイトを積んで走るような気持ちにさせるかと。
しかし、車は「走る」だけではなく、その速度から「曲がる」「止まる」も要求されます。
スピードは250km/hが出せたとしても、250km/hからのレーンチェンジ、250km/hから130km/hまでの急減速に10年落ちの「ヤレ」たボディとサスペンションが耐えられるか?というのはかなり疑問が残ります。
また、時代的背景があるかもしれませんが・・・ 例えばRX-7 GF-FD3S Type-RBの標準タイヤは「225/50R16 92V」でした。
(たぶん) お気づきだと思いますが、このタイヤの速度記号は「V」・・つまり、240km/hまでのタイヤです。
メーカーは240km/h以下しか想定していないか、240km/h出せないから速度記号「V」のタイヤなのだとしたら、250km/hでの走行はそもそもが「不可能」です。
安全マージンを考えて「V」なのだとしたら実力は210~220km/h以下なのかもしれません。
RX-7のようにワインディングロードを得意とするような車は直進性よりも回頭性を重視したサスペンションセッティングなのだと思います。
それは車の特徴を活かすために必要なセッティングなのでしょう。
しかし、250km/hでの高速巡航はそれがアダになるかもしれません。
欧州車のサスペンションは直進性を重視してキャスター角を大きくしています。
ハンドルは重くなり、旋回性が悪くなりますが、高速走行には適したセッティングだと思います。
(フロントフォークの長いアメリカンバイクをイメージするとわかりやすいと思います) 対して日本車(日本仕様)の多くはキャスター角が小さくセッティングする傾向があります。
ハンドルが軽くなり、旋回性が良くなるためです。
直進性は低下しますが、100km/h程度の中低速ならその他のセッティングでカバーできるでしょう。
(実際にはキャスター角だけで決まる話ではありませんが、特徴的な違いなので) しかし、250km/hならどうでしょう。
250km/hでは1秒で70mも進みます。
直進安定性が低く、軽く動くハンドルではさぞかし神経を使うでしょう。
(ちなみに、日本車も欧州仕様では欧州車と同様なセッティングをしています) 10年~20年落ちの日本仕様の日本車ならこんな感じだと想像します。