匿名さん
早稲田大学によると、早稲田大学理工学術院の内藤健教授らは、究極の高効率を実現する内燃エンジンの原理を発見したという。
プレスリリース(http://www.waseda.jp/jp/news13/130709_engine.htm l)。
従来の自動車用内燃エンジンの熱効率は、エンジン単体(ハイブリッドシステムなどを併用しない)の場合、30-35%が限界とされてきた。
しかもアイドリング時などは15%程度と非常に低い。
しかし、内藤教授らの新エンジンは幅広い運転条件で60%以上という倍近い熱効率が実現する可能性があり、さらにこのエンジンはバッテリーに比べて低コストなため、ハイブリッドシステムに取って代わる可能性も有しているというのだ。
詳しい解説はプレスリリースにリンクされた詳細PDFを読んでほしいが、新圧縮燃焼原理と名付けられたこの発見は、流体力学を駆使して圧縮比を高めているところがポイントのようだ。
内藤教授らはセルモーターによって燃焼室内をあらかじめ真空近くまで減圧し、シリンダー外部の大気圧との圧力差を生み出す事で音速レベルの高速吸気気流を生成。
この気流群を燃焼室内の狭い一点にパルス状に多重衝突させることを繰り返して10〜30倍程度の圧縮比を実現したという。
ピンポイントで燃焼させる め、燃焼ガスがシリンダー内壁に接触せず、従って熱効率が高まるほか、水冷などの冷却も不要になるようだ。
内藤教授らはこのエンジンが超音速航空宇宙機、発電、自動車などに展開可能として開発を進めて行くという。