うーん… 先日の質問にも回答しておきましたが… これがカローラー用のヒッチメンバーなんでしょうかね? この使い方だと、ボルトの破断加重はあんまり関係ありません。
●これをもっと強いボルトに交換した所で耐えられる加重が増えたりする事は全く無いと思います。
ちょっとは可能性があるのではなく、ほぼ全くありません。
勿論この使い方で、 [S45C のM12ボルトなら1本で4t以上]持つ事などあり得ません。
6本ともしっかり固定されていてもせいぜい2tが良い所だと思います。
ボルトが強いのはボルトは得意な方向に対してだけです。
この使い方では2枚の金属に挟まれたボルトの横方向に力が掛かる為、言ってみればボルトクリッパーで切ろうとした時の様な加重が掛かります。
図面を見る限り、いびつなL型の金具と角パイプを使ったごくごく一般的なヒッチメンバーの様です。
L型の部分の部材厚は分かりませんが、経験上6~12mmもあるでしょう。
これは捻じれ加重に耐える為で、凹凸の無い平坦な道をまっすぐ前進する時や静止状態ではこんなに厚みは必要ありません。
カーブや段差のショックなどで捻じれ加重が発生する為に厚く作ってあります。
この時、捻じれが生じる部分の支点になるのが、ボルトの連結部だったり、角パイプの接合部になります。
この部分に隙間やガタツキなどがあれば、そこを中心に大きな力が加わってしまい、シャーシがより曲がりやすくなったりします。
シャーシの厚みが何mmかはご存じだと思います。
先に車体のシャーシが負けて千切れてしまい、ボルトが折れる事は無いと思います。
では少しでも強くしたいならどう言う方法があるのか? ▲隙間や型があれば弱くなるのですから、それが無い様にすれば良いのです。
つまりは、ちょっと高いだけのボルトを数本買って交換するなどほぼほぼ無意味であり、緩み留め対策をする事の方がずっと大事なのです。
これは馬鹿みたいにしょっちゅう増し締めしたりする事を指しているのではありません。
そんな事をしてもかえって車を傷めてしまいます。
●具体的には スプリングワッシャーか緩み留めナットを使うのは勿論、頻繁に点検し、ボルトが緩でいないか、隙間やガタツキなどが無いか確認するのです。
馬鹿みたいに強い力で締め付ける必要など無く、規定トルクで何度も緩んで来る様な状態になったらボルトの交換をするのです。
もっとも交換するまで車が持つとは思えませんが… 牽引して最初に傷んで来るのは変速機です。
次に問題が出てくるとすれば足回り(ブレーキを含む)です。
頻繁に点検し、しっかり整備しておけばボディが負けるのは結構最後の最後です。
また、腐食によるボディの劣化も発生しやすくなるので、時々取り外して腐食対策をなされば良いと思います。
上手に伝わっているかは分かりませんが、この場合、強いボルトを使っても単純にお金の無駄だと思います。
逆に焼き入れ素材は得意でない方向への力には割れやすい性質があったりするので、良くならない可能性も考えられます。
ただし、最初に付いているボルトが粗悪品で無いかは私には分かりませんので、粗悪品のボルトが付いていたなら、交換なさった方がよろしいかと思います。
何処までこだわられるのかは分かりませんが… 材質証明(ミルシート)などが出るしっかりとしたネジを使いたいのであれば、私の方でもお分けする事は可能です。
その程度の物を揃えられない様ではトレーラーの新造は出来ませんからね。