フォルクスワーゲンの排ガス不正では、ディ―ゼル全体に影響があるのですか

匿名さん

フォルクスワーゲンの排ガス不正では、ディ―ゼル全体に影響があるのですか。
フォルクワーゲン一社にとどまらずに、ディ―ゼル自動車全体に影響が出てくるのですか。
アメリカではディ―ゼルはほとんど走っていないと思っていました。
（大型貨物車は除いて。
） ガソリンが安くて手に入るアメリカではディ―ゼル社がほとんど走っていない印象を持っていました。
ディ―ゼル業界に影響が。
と言う見出しの記事が出ていました。
今後影響が懸念されるのでしょうか。

少し違うようです。
市場がハイブリッドや電気などのクリーンなエネルギーに移行する中、ディーゼルも技術革新でクリーンになれると先頭を切って宣伝してきたのがフォルクスワーゲンです。
この一件で、ディーゼルエンジンはやはりクリーンなエンジンにはなれないと不信感が出て、ディーゼル車そのものが拒否されてしまうのではないかと懸念されています。
ウェストバージニア大学での研究ではBMWのディーゼルはほぼ基準値以下でした。
街乗り中は基準値以上の値もあったようですが、実走行での値とテスト環境と違うこと自体は問題ではないので、言ってみれば想定内です。
またBMWも日本のディーゼル車も、発生してしまったNOｘを無害なものに分解する装置をつけることでNOxを抑えていました。
フォルクスワーゲンにはその装置すらつけておらず、テスト環境で「車輪が動いているのにハンドルが動かない場合はテスト環境」と感知するソフトを組み込み、テスト環境時だけ燃費は悪いがNOｘは下がるように燃料を増加していたのです。
つまり問題があったのは現時点ではフォルクスワーゲンだけなのですが、まともな技術開発のために投資してきたまともな会社があおりを受ける形になりそうです。
本当にひどい話ですね。