MLBの歴史上 あなたが最も魅かれてしまう人物は誰ですか? 私自身はビルベックという人物にたとえようもなく魅かれるのですが、あなたが最も魅かれてしまう人物を教えてください。 あともう一人を挙げれば カート・フラッドです。 誰でもかまいませんので教えてください。 === 「リグリー フィールドの蔦の上に MLBの繁栄は築かれている」 100周年を記念し一試合早くカブスが開幕を迎える2015年この球場の名物となっている蔦の考案者をビルベックと言います。 (1947年)4月15日が何の日であるか それは今ではほとんどのメジャーファンなら知っている日です。ジャッキーロビンソンが初めて メジャーのグラウンドに立った日です では(1947年)7月5日は何の日なのか おそらくほぼ誰からも省みられることはないでしょうが、アメリカンリーグで初の黒人選手である ラリー・ドビーがはじめてグラウンドに登場した日です。わずかジャッキーから 遅れること3か月弱。このラリーをプロモートしたのがビルベックです。 さらに もっと驚愕すべきことはべックはチームのオーナーでありながら 歴史上唯一 選手のFA制度導入に尽力した人物でもありました。ベック以外のオーナーすべては FA制度はオーナーの利益を脅かすものとして如何に排除するのかに画策を続けてきたのが メジャーの歴史でした。メジャー史上唯一 FA制度に賛成したオーナー。 すなわち ベックは<人種差別の撤廃>と共にオーナーの当然の権利と見られていた保留条項に制限を設けて 選手の権利として今では当然とされている<FA権導入>することに力を尽くした唯一無二の存在です。 ジャッキーをデビューさせたリッキーとも違います。彼は相当の策士であり単純に安い金で如何にいい選手を入れるかという マネーボール的な要素も多分にありました。リッキーはマイナーシステムをはじめて構築した人でも知られており言わば戦略家です。そうした戦略性というものをべックに感じることはありません。 ベックのあり方は当時の常識では全く考えられないことでした。しかし <私>の利益を超えた偉大な目を持ち、今となってはベックの時代を超越した先見性が明らかになっていることは 認めざる得ません。 人種の壁は突破され FA制度も導入されるに至り これらによってMLBに<自由>がもたらされました。更にはスポーツマーケティングの父とも称されるように、まさに、ビル・ベックが追求してきた<自由>と<顧客第一主義>の精神の上に、現代MLBの繁栄は築かれています。 リグリー フィールドの蔦の上に MLBの繁栄は築かれている。 毎年 4/15のジャッキー ロビンソンディが来る度に、私はラリー・ドビーがデビューした7/5に想いを馳せます。そして リグリーフィールドの蔦を見る度に、べックのあの何とも言えぬ 心底ベースボールを愛し楽しんでいる軽やかな微笑を想起するのです。 ビル・べックをもっと正統に再評価されるべきではないかと私自身は考えています。